米国英語学校の日本市場進出・事業拡大支援

オンライン英語学習サービスの日本市場進出に伴う、総合的なマーケティングおよびローカライズ支援
日本市場での競争優位性を確立し、クライアントのビジネス拡大を実現すること
導入前の課題
クライアント様は、コロナ禍を機に人気プログラムをオンライン化し日本市場へ進出するにあたり、以下の3つの課題を抱えていました。
日本市場への進出戦略の不在
日本でオンラインサービスを展開するというアイデアはあったものの、市場の特性や競合を分析した上での具体的なマーケティング戦略がありませんでした。ターゲット顧客や自社のポジショニングが不明確なままでは、効果的な一歩を踏み出せない状況でした。
日本市場に特化した広告運用ノウハウの欠如
米国での広告運用経験はあったものの、日本のユーザーの心に響くクリエイティブやメッセージングに関する知見、そしてそれを実行・最適化するためのリソースが不足していました。そのため、積極的な広告展開に踏み切れずにいました。
運営体制の不備による顧客満足度と定着率の低下
講師と生徒間のスケジュール調整に問題があり、生徒の学習体験に悪影響が出ていました。また、外国人教師のビジネスマナーが日本の文化認識と合わず、顧客からのマイナス評価が増加。その結果、生徒の定着率が著しく低下していました。
私たちの解決策
上記の課題に対し、弊社は以下のソリューションを提案・実行しました。
市場調査に基づく日本市場攻略の戦略立案
まず、徹底的なリサーチとシミュレーションを通じて、日本市場におけるターゲットペルソナとクライアントの独自の強みを活かせるポジショニングを明確化。競争の激しい市場で勝ち抜くための、具体的なマーケティング戦略を策定しました。
継続的な広告最適化によるパフォーマンスの最大化
戦略に基づき、毎月6つ以上のランディングページ、30種類以上のバナー広告を制作し、50項目以上の改善・最適化を実施。高速でPDCAサイクルを回すことで、最も効果の高い訴求ポイントを見つけ出し、広告パフォーマンスを最大化しました。
スケジューリングシステム開発と組織コンサルティングによる運営改善
クライアントのスタッフと共同で新しいスケジューリングシステムを開発・導入し、マニュアル作成や研修も実施。さらに、日本の文化に合わせた教師用ガイドラインを導入し、運営側への継続的なトレーニングを行うことで、サービス品質の向上と組織全体の最適化を図りました。
私たちの結果
これらの包括的な施策の結果、クライアントのビジネスは日本市場で大きな成果を達成しました。
広告パフォーマンスの大幅改善(CVR 1.3%→3.5%、CPA 23,000円→13,000円)
継続的な広告最適化の結果、コンバージョン率は2.6倍以上に向上し、顧客獲得単価は約43%削減することに成功しました。
顧客定着率と満足度の劇的な向上(定着率 41%→72%、満足度 56%向上)
新しいスケジューリングシステムの導入と教師へのトレーニングにより、サービス品質が改善し、生徒の定着率と満足度が大幅に向上しました。
日本市場における競争優位性の確立
徹底した市場調査と戦略立案を通じて、クライアントの強みを活かした独自のポジションを確立し、激しい競争市場で戦うための土台を築きました。

ロサンゼルスに拠点を置く英語学校のビジネス拡大のため、日本市場向けに開発・ローカライズを行い、積極的なマーケティング施策を実施しました。その結果、CVRの向上や教師と生徒間のスケジューリング改善など、日本市場でのビジネス拡大を実現しました。今後も、さまざまなサービスを通じて、お客様の目標に寄り添ったサービスを提供してまいります。
担当者コメント
様々なマーケティング施策を実施した結果、紆余曲折ありましたが、今は一定の売り上げを確保することができ、ビジネスが立ち上がりました。オンラインの英語市場は非常に競争が激しいのですが、どのポイントを訴求すべきかを常に考え、ゼロベースで何を実施、改善すべきかを考え続けました。マーケティングは一筋縄ではいきませんでしたが、広告で当たりのバナーを発見し、良い訴求を発見できたのは、担当者様が熱量を持ってご対応して下さったからです。今後とも何卒よろしくお願いいたします。