海外向けホームページを制作する際の注意点は!?自社制作と外部委託のメリット・デメリットについて

海外市場への進出が増加する中で、海外向けのホームページをの制作を検討している方も多くいらっしゃるでしょう。しかし、実際にはどのように多言語展開すれば良いのか、海外に向けたホームページを制作するにあたり気をつけるべき注意点などはあるのかなど、様々な不明点があると思います。そこで今回こちらの記事では、上記のような疑問を解決するべく、注意点をご紹介いたします。また自社で制作する場合と外部委託する場合のメリットやデメリットについてお伝えします。

海外向けホームページ制作を始める前に知っておくべきこと

では、まずはじめに海外向けのホームページを制作を考えている方は必読の知っておいた方が良い情報をお伝えします。

海外市場へのアプローチの重要性について

海外市場へ進出し、グローバルな視野を持つことで、新しい技術や知識、文化などに触れることができ、一企業としてさらに成長できるきっかけ作りになります。また、新たな顧客の獲得にも繋がり、ビジネスを広げることもできるため、海外市場へのアプローチは重要だと言えるでしょう。

日本のSEO対策と海外のSEO対策の違い

日本のSEO対策は、日本文化や日本のトレンドに大きく影響されますが、日本語で展開していくため、日本企業にとっては、比較的、取り組みやすいと言えます。一方、海外向けのSEOは、その国や地域に合った言語や文化的な理解、またはその地域特有のキーワードに重点を置く必要があり、ローカライズを意識することがポイントとなります。つまり、海外には海外向けのSEO対策を、日本には日本向けのSEO対策をする必要があります。

海外向けホームページ制作を始める前の検討事項について:海外向けホームページ制作を始める前の4つの懸念事項

続いては、海外向けホームページ制作を始める前の具体的な検討事項についてご紹介いたします。

1.海外向けホームページの目的とゴールを決定する

まずは、海外向けホームページを制作するにあたり、その目的やゴールを設定しましょう。「北米で展開し、商品を購入してもらうことがゴールなので、英語にフォーカスしたホームページを作成したい」などのように、どのようなターゲット層を狙い、どのようにビジネス展開していきたいか具体的に設定してください。可能であれば、数値化するとより分かりやすく評価しやすいです。

2.展開する言語を検討する

上記の説明でも、例としてご紹介しましたが、ターゲットする国や地域を定めた上で、どの言語で展開していくか決定しましょう。様々な国へ海外進出する場合は多言語展開、アメリカに進出するため、アメリカ英語というように明確することがポイントとなります。

3.コストについて検討する

海外向けのホームページを作成する上で、例えば多言語展開する場合、展開する言語数の増加に伴い、翻訳コストも発生します。また、文字数が多いホームページほど、追加言語あたりのコストも必然と高くなります。コスト削減の方法として、機械翻訳ツールを使用する方法もありますが、翻訳の精度とニュアンス、出来上がりの自然さなどのクオリティが下がる傾向にあります。そのため、プロの翻訳者によるチェックが必要な場合もあり、そこにはさらにコストが発生することが考えられます。適切な翻訳方法の選択は、ホームページの内容によりますが、コストと求める翻訳の質を考慮し、予算を決定することをおすすめします。

4.どのコンテンツを多言語展開するのか検討する

どのコンテンツを多言語展開するのか明確にしておくことも、海外向けホームページ制作において重要となります。既存のコンテンツを翻訳する場合、全コンテンツを翻訳するのではなく、会社概要や製品情報のような海外市場に関連する重要な部分を選定する、といったように検討すると良いでしょう。

海外向けホームページを制作する上でのポイント

では続いては、海外向けホームページを制作する上でのポイントをお伝えします。

1.海外向けのネイティブデザインで制作する

その国により好まれるデザインが異なる場合があります。日本では通用するデザインでも、海外ではあまり好印象ではないという可能性もあるため、その国、その地域にはどのようなデザインが合うのか、事前に情報収集するようにしましょう。

2.海外向けSEO対策を行う

「知っておくべきこと」のセクションでもお伝えしたように、ホームページを海外向けに多言語展開する場合は、それぞれの国や地域に合わせた競合分析とキーワード選定が重要です。また、ターゲットに応じたURL構造を採用し、ページ単位で言語を分けることにより、ユーザーが自分の言語で情報を簡単にアクセスできるようにし、サイトの使い勝手を向上させるアプローチもポイントとなります。

自分で海外向けホームページを作る場合の方法

自社で海外向けホームページを作る場合、どのような方法があるのかご紹介します。

Googleの翻訳ツールを利用する

まずは、Googleの翻訳ツールを利用する方法です。これは既存のホームページを使用し、Googleの翻訳ボタンが設置、そのボタンをクリックすると翻訳されるといったものです。しかし、あくまでも、この方法はGoogleの自動翻訳ですので、翻訳の質は高くはありません。

ホームページ自体を自分で翻訳する

自分自身でホームページ自体を翻訳する方法です。ネイティブスピーカーであれば、問題ないかもしれませんが、この方法は労力も時間もかかってしまいます。

自分で海外向けホームページを作るメリットとデメリット、制作会社で行う場合との比較

自社で海外向けホームページ制作を行うことを検討している方は必見、メリット・デメリットをご紹介いたします。

自分で海外向けホームページを作るメリット

外部に依頼せず、自分で全て制作することで、コストが発生しないため、低予算で行えます。また、変更が必要になった場合、迅速に対応することができます。例えば「ある商品の金額が変更になった」という場合も、外部を経由する必要がないため、すぐに変更することが可能です。

自分でホームページを作るデメリット

自分で海外向けホームページを作成する場合、上記でも説明したように、時間と労力の大きな消費が伴います。さらに、専門知識が不足している場合、海外市場をターゲットにしたSEO対策を十分に行えない可能性があります。

海外向けのホームページ制作を外部に依頼する場合

海外向けホームページ制作を外部に依頼する場合、どのような事業者へ依頼するかにより、品質、料金、スピード、およびメリットとデメリットが存在します。

  1. 個人事業主の場合
  • 品質:個々のスキルにより左右するため、ばらつきがある。多言語展開に対応していない場合がある。
  • 料金:比較的低価格なことが多い。
  • スピード:個人の作業能力とスケジュールにより変動がある。
  1. 国内の制作会社に依頼する場合
  • 品質:高品質なことが多いが、多言語展開に対応していない場合がある。
  • 料金:個人事業主よりは高めだが、海外会社と比べるとリーズナブルな場合もある。
  • スピード:チームワークによる効率的な作業が期待できる。
  1. 海外の制作会社に依頼する場合
  • 品質:対象国の市場を理解していることが多い。多言語展開が可能。
  • 料金:国や地域によって大きく異なるが、比較的高め。
  • スピード:時差やコミュニケーションの壁が影響することも。
  1. 代理店企業に依頼する場合
  • 品質:広範なネットワークと専門知識を持つため、高品質。
  • 料金:高価格帯が一般的。
  • スピード:多角的なアプローチ、チームによる迅速な対応が可能なためスピード感がある。

適切な制作パートナーを選ぶ際には、プロジェクトの規模、予算、対象とする市場の特性、そして求める品質や納期、コストを含め、慎重に検討することが重要です。

まとめ:海外向けホームページを制作する際の注意点

海外向けホームページの制作では、専門知識を持ってローカライズを意識し、海外向けのSEO対策を行うことが不可欠です。自社での制作は専門知識が求められるため、効果的かつ効率的な制作を目指すなら、信頼できる企業への依頼をおすすめします。IGNITEでは、専門知識を有した、バイリンガルなマーケターがお客様のニーズに合わせた高品質なサービスを提供します。効果的な海外向けのホームページを制作するためには、料金と品質のバランスを考慮し、自社で制作するか外部依頼するのか、しっかり検討し決定することが、海外市場での成功への鍵となります。

この記事を監修した人
Daisuke K
マーケター、CMO
2021年にCMOとしてIGNITEのへの参加を果たした。以前からマーケティング業界での勤務経験を有し、IGNITEでは海外市場向けのマーケティング戦略を展開している。あらゆる国や地域からの、BtoB、BtoC案件を総監し、海外進出を検討する日本国内の企業から、日本への参入を希望する海外企業までのサポートを行っている。
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