YouTube動画内に多言語字幕を付けてはいけない5つの理由とは?

AUTHOR

IGNITE Team

DATE

2021年08月24日

時代の流れと共に拡大したSNSの普及により、世界をより身近に感じられるようになりました。中でも、YouTubeは全世界で最も親しまれる動画配信サービスと言えるでしょう。

YouTubeは年々利用者数が増え、その人気は衰えることを知りません。特に2020年〜現在、新型コロナウイルス感染症が世界中に多大な影響を及ぼし、世界経済や自然環境、働き方など「世界の転換期」とも言えるほどの様々な変化をもたらしています。人々のライフスタイルにも変化を与え、テレワークの増加に伴い自宅で過ごす人が増えました。それに伴い、利用者数はますます増加し、2020年11月時点では全世界の20億人以上に。コンテンツで言うと、毎分500時間以上の動画がYouTubeにアップロードされています。この数字は今後も増えていく見込みで、需要は高まるばかりです。

そんな世界で最も人気のある動画配信サービス、YouTube。需要の高まりと共に、多言語化として動画に字幕をつける方が増えています。海外進出を目指す上でも、YouTubeの多言語字幕を活用する方は少なくありません。国内だけでなく海外の視聴者に向けて発信したい個人はもちろん、自社チャンネルとして海外の潜在顧客の獲得を目指す企業など、幅広いユーザーが様々な目的を持って多言語字幕に挑戦しています。

弊社にも多言語字幕の依頼をしてくださる企業や個人YouTuberの方は年々増えています。

字幕の導入は動画自体に入れますか?それともユーチューブの字幕機能を使用しますか?

これは、弊社に多言語字幕作成のご依頼をくださる方によく聞かれる質問です。

補足として埋め込み型とYouTube機能の違いを記載します。

【①動画内埋め込み型】

これは動画自体に直接字幕を導入する方法です。YouTubeではない他の字幕作成や動画編集ツール・アプリを使用し、動画内に字幕を埋め込み「動画と字幕が一体化」している状態です。

【②YouTubeの字幕機能】

これはYouTubeにある字幕機能を通して字幕を導入する方法です。YouTube上では、下記の4つの方法で字幕をつける事ができ、動画をアップした後でも編集が可能です。

  • 字幕ファイルをアップロード
  • 字幕を自動同期
  • 手動で字幕入力
  • 音声認識技術を利用した自動翻訳

字幕の埋め込み型のデメリット

どちらの方法にもメリット・デメリットがあり多言語字幕をつける上で有効的な方法ですが、その中でも弊社は②をおすすめしています。今回の記事では、動画内の埋め込み型をお勧めしない理由と共に両者の特徴をご紹介します。

SEO効果が薄い

検索エンジンはテキストを中心に評価しているため、動画内の字幕もSEOにおける立派な判断材料となります。動画に多言語字幕をつけることで、YouTubeが文字ベースでどんな動画かを把握することは検索結果やレコメンド動画の上位に表示されることにつながります。

しかし、動画自体に字幕を導入している場合、YouTubeがテキストとして上手く判断できないため結果的にSEO効果は薄れてしまいます。そのため、YouTubeを通してマーケティング効果を意識している方にはYouTubeの字幕機能を使うことをお勧めしてしています。

アップ後の字幕編集が困難

YouTubeの字幕機能を使用していない場合、自身で作成した字幕は既に動画の一部となり固定されているため、動画をアップロードした後は配信状態で再度編集を加えることができません。そのため、下記のような状況になれば修正がきかないので、せっかくアップロードした動画を取り下げなければいけなくなることも、、、。

  • 配信後に字幕内容に問題発生
  • 字幕に打ち間違いやミス
  • 翻訳した字幕内容がおかしい
  • アップ後に視聴者から字幕内容を指摘される

配信後の動画が既に人気動画になり視聴者数も増えている場合は、削除するとなると、より気が引けますよね。内容に誤解を与えないミスであれば問題ないですが、字幕は人々に情報を伝達する第二の声でもあります。そのため、少しでも視聴者に誤解や不満を生んでしまうようなミスであれば視聴者に不信感を与えないよう修正が必要です。しかし、動画を削除し、また編集をしてアップロードをするとなると手間と労力がかかりますよね。さらにその後にまたミスが見つかれば繰り返し編集に時間をかけなければなりません。

そんな時、YouTubeの字幕機能を使用していれば、こういった状況もすぐに解決することができます。配信後に何か問題が発生しても、動画をYouTubeに残したまま修正を加えることが可能なので一度アップロードした動画を削除する必要もありません。分かりやすく表にするとこうなります。

【アップ後に字幕を編集したい場合】

動画自体に字幕を追加
(字幕が動画の一部)
YouTubeから動画を削除してアップし直す必要がある
動画と別にYouTubeに字幕を追加
(字幕と動画が別々)
YouTubeから動画を削除する必要なく配信状態のまま字幕の編集ができる

どちらにせよ最初から字幕にミスがないのが一番良いですが、このような状況下になった場合も考慮するとYouTubeの字幕機能を使う方が字幕管理がしやすいと言えます。

マーケティング効果をテスト出来ない

YouTubeの視聴者数や視聴回数の増加を期待している方は、自身の動画を出来るだけ効果的に配信したいですよね。すでに字幕にキーワードを入れてSEO効果を有効的に活用されている方も多いでしょう。

字幕を通して、よりマーケティング効果を実感したい方には動画自体ではなく、YouTubeの機能を通して字幕をつけることをおすすめします。YouTubeの字幕機能を使用した場合、表現やキーワードが与えるSEO効果をテストして、自分の動画の伸び率を分析しやすいからです。ひとつ上のトピックでも書いた通り、動画自体に字幕を埋め込んでいればYouTubeにアップ後、字幕に修正を加えたい時に動画を削除する必要があります。一方で、YouTubeを通して字幕を動画と別にアップロードした場合は動画を削除する必要がなく、何度でも動画を配信した状態で編集を加えることが可能です。

つまり、YouTubeの字幕機能を使用した方が手間をかけず字幕の表現やキーワードを何度も編集できるため、字幕をテストとして活用しやすいです。企業のチャンネルとして潜在顧客に戦略的にアプローチしたい方や、視聴回数増加に向けて効果的な字幕の付け方をしたいという方に有効的なポイントです。

2言語以上の追加が不便

動画を配信後に別の言語を追加したいとなった時、動画自体に既にひとつの言語が付いている場合は新たに言語を追加すると画面が見づらくなってしまう可能性があります。字幕は補足としても考えられますが、その国の知識が全く無い海外の方や聴覚に障害を持つ方にとっては字幕が非常に重要な役割を果たしています。

2言語の字幕が重なって視覚的に見づらくなってしまうと、視聴者が離れていく原因にもつながります。YouTubeは気楽に楽しめるツールなゆえに「見づらさ」や「読みづらさ」は大変重要なため、配信した状態で編集可能なYouTubeの字幕機能を使用することを勧めています。

画面に合わせて文字サイズが変化しない

YouTubeはスマホだけでなくパソコンやテレビでも楽しまれています。そのため、小さな画面から大きな画面まで全てに対応して見やすい字幕である必要があります。しかし、2つの方法には下記のような違いがあります。

【スマホで見ていた動画をテレビで見た場合】

動画自体に字幕を追加(字幕が動画の一部) 画面が大きくなっても文字の大きさは変化しない
動画と別にYouTubeに字幕を追加
(字幕と動画が別々)
画面に合った文字サイズに自動的に変更される

上の動画自体に字幕を追加する方法でも画面が変わることを意識して、見やすいよう字幕を導入していたら特に問題ないですが、よりスムーズな方法は動画と別にYouTubeの字幕機能に字幕を追加する方だと言えます。

字幕の埋め込み型のメリット

ここまでは、動画内に多言語字幕の埋め込み型をおすすめしない理由を紹介しましたが、動画自体に字幕を入れる場合にも様々なメリットが存在します。どちらか迷っているという方はぜひ参考にしてみてください。

字幕で自分だけの雰囲気を生み出せる

YouTubeの字幕機能を使用せずに動画自体に字幕をつける場合、文字の大きさや太さ、フォントの色など自分の好みに合わせて字幕作成をすることができます。単なる字幕でも少し文字が違うだけで動画の雰囲気は一変します。例をいくつか見てみましょう。

【よく使われている字幕フォント】

【大人でレトロな雰囲気】

【可愛らしい雰囲気】

このように字幕の太さ・フォントなどによる視覚的効果で他の動画と一味違うインパクトも与えることができます。自分の動画にチャンネルならではの雰囲気を出したいという方におすすめです。

字幕の位置も自由自在

一般的には字幕は動画の下部に横書き中央揃えで表示しますが、自分で動画に字幕を埋め込む際は縦書きにしたり右上・左上に表示したりなど好きな位置に配置することができます。字幕の位置や雰囲気だけでも、ちょっとした工夫で動画に効果的な変化を与えられます。

まとめ

「YouTube動画内の埋め込み型をお勧めしない理由とは?」いかがでしたか?

おうち時間が増えたことで今後さらに利用者数の増加が予想されているYouTube。それに合わせて、多言語字幕の作成に取り組む方も増えていくでしょう。

今回は主に初めての方向けに、YouTubeの字幕に関する2つの方法の特徴をご紹介させていただきました。SEO効果や動画の管理のしやすさなどを理由として、動画と別にYouTubeに字幕を追加する方法を勧めさせていただきましたが、決してどちらが正しいという訳ではございません。両方に良い点・悪い点があるので、どの方法を活用するか迷ってしまうという方は一度両方試して自分に合ったやり方を見つけるのもひとつの案です。

海外進出を目指している、海外の視聴者を増やしたいという企業や個人の皆様はぜひ参考にしてみてください。

株式会社IGNITE

バイリンガルのコンサルタントでチーム構成している大阪のWebマーケティング会社です。
インバウンドや越境ECなどの海外戦略、ローカライズ、アナリティクス分析を中心とし、国内外クライアントのグローバルビジネスの成功に向けてサポートを提供することを専門としています。

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