この夏何をする?アメリカ人の夏のアクティビティ9選

アメリカの夏は、多様な風景と文化が一体となった特別な季節です。ビーチでリラックスしたり、アウトドアでの冒険を楽しんだり、家族や友人との集まりを重視したりと、夏の過ごし方は人それぞれ。2024年の夏はコロナ禍が明けたこともあり、これまでの定番アクティビティに加えて新たな楽しみ方が登場し、ますます多様化しました。

本稿では、今年の夏アメリカ人が特に注目しているアクティビティをランキング形式でご紹介。どんなアクティビティが人気を集めているのか、その背景にはどんな需要が隠れているのかを探っていきます。これらの情報を通じて、アメリカ人がどのように夏を楽しんでいるのか、またその需要をどう捉えるかをお伝えしていきます。今回はTalker Researchが2024年6月18~24日の間に行った調査をもとにランキングを制作しました。

▼ランキング(アンケート人気順)

https://nypost.com/2024/07/12/lifestyle/top-factors-that-can-make-or-break-an-entire-summer-season/?utm_source=chatgpt.com

  1. BBQ 45%
  2. 水泳(プール、海、湖など) 36%
  3. 釣り 32%
  4. ビーチに行く 31%
  5. ボート 27%
  6. 川下り 27%
  7. サンセットクルーズ 25%
  8. ドック&ダイニング(Dock & Dine) 17%
  9. カヤック 8%

1.BBQ

アメリカの夏といえば、まずはバーベキュー。家の庭や公園にグリルを持ち出し、肉や野菜を焼いて家族や友人とわいわい楽しむのが定番です。ホットドッグやハンバーガーなどの定番メニューはもちろん、最近ではベジタリアン向けの選択肢も増加。気軽でありながら、人とのつながりや季節感を強く感じられるイベントとして根強い人気を誇ります。そもそもアメリカは日本とは違い、多くの人がバックヤードを持っているため、バーベキューをする環境が整っています。バックヤードだけでなく、公共の公園でもバーベキューグリルがたくさん設置されています。バーベキューはアメリカ文化の「コミュニティ」「食事」「アウトドア」が融合した、まさに夏の象徴的なアクティビティです。

2. 水泳

暑い夏を涼しく楽しむ手段として、「泳ぐ」ことは幅広い世代に人気があります。自宅バックヤードのプール、町の公共プール、海や湖などロケーションもさまざまで、夏の風物詩ともいえるアクティビティです。日焼けを楽しむ人、水中まで潜る人や足をつける程度の人、子どもと遊ぶ人など、楽しみ方も自由自在。水辺での安全性や衛生への関心も高く、設備の整った場所に人が集まる傾向があります。アメリカ人にとって水遊びは、夏の健康的な娯楽として定着しています。特に5~8月は水泳グッズの需要が高まり、水着やラッシュガード、浮き輪などがたくさん売れます。キッズ市場はさらに大きく、SNS映えが近年は重要ポイントです。

3. 釣り

都市部から自然の中へ足を運び、静かに過ごす「釣り」は、アメリカの夏らしい落ち着いた楽しみ方として人気です。湖、川、海と多彩なフィールドがあり、場所によって釣れる魚やスタイルも変わるのが魅力。家族でピクニック感覚で行くこともあれば、本格的な道具を使ったスポーツフィッシングとして楽しむ人もいます。自然とのふれあいやリラックス効果が求められる現代において、釣りは大人にも子どもにも支持され続けています。釣り関連グッズはレジャー層と、趣味を極めた本格派層でニーズが異なりますが、日本製の釣り具は品質・精密さで非常に評価が高く有名です。最近ではコンパクト、折り畳み式など持ち運びやすさを重視したグッズの需要が高まっています。

4. ビーチに行く

アメリカ人にとって「ビーチ」は夏の象徴的スポット。東西の海岸線、フロリダやカリフォルニアのリゾート地、そして五大湖のような内陸の湖でもビーチ文化は根強く広がっています。日光浴を楽しんだり、読書をしたり、スポーツをしたりと、過ごし方は自由。何もしない贅沢を味わえる場所としても人気です。海の風や波の音に癒やされながら過ごす時間は、日々の喧騒から離れたい人にとって理想的な夏の過ごし方といえるでしょう。この穏やかさを支える、ゆったりとしたビーチチェアや頑丈なビーチパラソル、持ち運びしやすいクーラーボックスなどは非常に重要なグッズ。その他子ども用の砂遊びセットや、スマホ防水ケースなども人気です。

5. ボート

日本ではあまり多くはありませんが、「ボート」遊びはアメリカでは非常にメジャーです。水上でのレジャーを楽しむボートは、自然の中で特別感を味わえるアクティビティ。ボートレンタルが普及し、所有していなくても気軽に楽しめるようになったことで人気が拡大しました。家族でクルージングをしたり、友人同士で音楽を流しながら食事をしたりと、過ごし方はさまざま。アメリカでは湖や海に囲まれた地域が多いため、夏になるとボートを活用したイベントや集まりも増加します。さらにボートインフラも充実。航行可能な範囲も日本より段違いに大きく、壮大な体験が可能です。日常とは違う水上ライフが、夏の気分を高めてくれます。

6. 川下り

ラフティングなど、川の流れを利用した「川下り」はスリルと自然の美しさを同時に楽しめるアクティビティ。山間部や自然公園など、観光地にも多く取り入れられており、夏のアウトドア体験の定番です。子どもから大人まで一緒に楽しめること、そして水遊びの延長として気軽に挑戦できることから、幅広い層に人気。流れに身を任せる解放感と、自然の中で過ごす爽快感が、夏の特別な思い出になります。アメリカの川は日本と比べて非常に川幅が広く、水量も多いです。キャンプ場やBBQスポットと併設されていることも。日本ほど川が急でも曲がりくねっていないため、比較的落ち着いた川下りができることがアメリカの特徴です。

7. サンセットクルーズ

夕暮れ時の美しい景色を楽しむ「サンセットクルーズ」は、ロマンチックで非日常的な体験を求める人に人気のアクティビティ。日本では高級感の漂うものですが、実はアメリカではより気軽に楽しめます。自家用ボートを持っている人も多くいるため、家族・友達と夕陽を眺めながら食事を楽しむなんてことも。観光地の港町では、食事付きのクルーズや音楽イベントと組み合わせたプランも充実しており、カップルはもちろん、家族連れにも支持されています。特に夏は日没が遅く、ゆったりとした時間が流れる中で船上から眺める夕日には特別な魅力があります。日常を忘れ、自然の美しさと開放感に浸れる贅沢な時間です。

8. ドック&ダイニング(Dock & Dine)

「ドック&ダイニング」とは、ボートでクルージングをしながらレストランの船着き場にアクセスし、そのまま食事を楽しむという、言うなれば「水上のドライブスルー」です。ウォーターフロントの多いアメリカならではの楽しみ方で、最近注目を集めており、グルメ系YouTuberなどが紹介することも。船の上で風を感じながらレストランに到着し、開放的なテラス席で地元のシーフードやグリル料理を味わう。そんな特別感が、多くの人を魅了しています。船から注文をすればスタッフが料理を船まで届けてくれることも。ちょっと贅沢な夏の一日を演出してくれる体験です。コロナ以降人気が高まったドック&ダイニングですが、近年は防水・Bluetooth対応でバッテリーが長持ちするスピーカーなども需要が高まっています。ムードを高めるスピーカー市場などは、今後注目されていくでしょう。

9. カヤック

水辺の静けさをじっくり味わいたい人に支持されているのが「カヤック」。湖や緩やかな川で、自然と一体になってゆっくりと進むこのアクティビティは、運動しながら癒やされる時間が魅力です。カヤックもまたコロナをきっかけに人気が伸びたアクティビティで、一人乗りや二人乗りがあり、初心者でも気軽に挑戦できるのもポイント。景色の良い写真スポットを探したり、水鳥や魚を観察したりと、アクティブすぎない楽しみ方ができるという特徴があります。自然と向き合いたい人にぴったりの夏の過ごし方です。こちらも水遊びであるため、安全性の高いライフジャケットや防水バッグ、防水スマホケースなどの需要があります。こういったアクティビティの人気から、アメリカのアウトドアブランド市場は非常に高まっていると言えます。

まとめ

いかがでしたか?アメリカの夏は、アウトドアレジャーが一気に活発化する季節です。BBQに始まり、プールや湖での水遊び、釣りやカヤック、サンセットクルーズなど、自然の中で楽しむアクティビティが盛りだくさん。特にコロナ以降、屋外レジャーへの関心が一段と高まりました。なかでもカヤックやラフティングなどの水上アクティビティが人気を集めており、自然の中で静かにリフレッシュしたい人から、カップルやファミリーまで幅広い層に支持されています。このようなアメリカの夏では、あらゆるグッズに大きな需要が高まります。水辺レジャーで命を守るための安全グッズ、折りたたみチェアやポータブル冷蔵庫、日焼け対策グッズや防水スマホケースなど、その規模は多岐にわたります。

ここで出番となるのが、日本製品です。細部までこだわった高い品質、安全性、耐久性において、日本ブランドはアメリカでも強い信頼を得ています。特に安全グッズにおいては「しっかりしている」「壊れにくい」「安心して使える」というイメージが購買の後押しとなりやすく、現地の初心者やファミリー層、さらにはツアー会社やレンタル業者など、幅広いターゲットに訴求できます。信頼される安全グッズを通じて、日本企業がアメリカのレジャー市場に参入するチャンスは、まさに今広がっています。

このようなアメリカ市場の調査は、株式会社IGNITEにお任せください。マーケティング戦略翻訳サポートはもちろん、広告運用PRサポートなどあらゆるサポートサービスを提供しております。ご興味があればぜひお気軽にご連絡ください。

この記事を監修した人
Erika S
コンテンツクリエイター
日本のサブカルチャーのローカライズを得意とするJA/ENバイリンガル・コンテンツクリエイター。
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