大学ライフが変わる!アメリカで人気の画像生成AIツールまとめ

近年急速に進化・普及する生成AI。ChatGPTの登場以降、文章作成や翻訳だけでなく、画像生成の分野でも急速にAIの活用が進んでいます。日本でもChatGPTを用いたビジュアル制作がSNSで話題になり、学生や若い世代の間で日常的に使われるようになってきました。

では、AI技術の本場・アメリカではどうでしょう? 実はアメリカの大学生たちは、課題、プレゼン、ポートフォリオ、SNS投稿に至るまで、画像生成AIを実用的に取り入れており、その使いこなし方は非常に進んでいます。単なる遊びではなく、学習や創作の道具として使われているのが特徴です。

本記事では、アメリカの大学生に人気の画像生成AIツールを5つに厳選して紹介。機能性と実用性の両面からランキング形式でご紹介。大学生のAI活用の実態をまとめた調査であるAI x Students 2025や、eCampus Newsの特集記事など、信頼できるデータソースをもとに構成しました。AIが学びの現場にどう浸透しているのか、リアルな学生目線から見えてくる今のトレンドに注目です。

▼ランキング

(AI x Students 2025・eCampus Newsをもとに)※2025年7月20日時点

  1. ChatGPT(DALL-E)
  2. Canva 
  3. Midjourney
  4. Adobe Firefly
  5. Microsoft Copilot

1. ChatGPT(DALL-E)

出典:ChatGPT公式サイト

皆さんおなじみのChatGPT。OpenAIが開発したChatGPTは、文章生成だけでなく画像生成機能「DALL·E(ダリ)」も搭載した、オールインワン型の生成AIツールです。プロンプト(指示文)を入力するだけで、高品質なイラストや写真風の画像を数秒で生成できるのが特徴で、最近では「画像の一部を編集・再構築できる」インペインティング機能も加わり、表現力が格段にアップしました。

従来の画像生成AIと違い、ChatGPTは対話形式でプロンプトをブラッシュアップできるため、AI初心者でも希望する画像に近づけやすく、言葉のやりとりを通じてビジュアルの精度を高めていけます。使いやすさと機能の幅広さから、あらゆる創作ジャンルに対応できる万能ツールです。

大学生からの支持が特に高い理由は、「言葉でアイデアを形にできる」点と、「レポート、資料、SNS用ビジュアルまで全部まかなえる」汎用性の高さにあります。デザイン経験がなくても、「和風のレトロな表紙画像」「大学のプレゼン用イラスト」などとシンプルな文章で伝えるだけでOK。画像生成に慣れていなくても会話しながら試行錯誤できるため、創作のハードルをぐっと下げてくれます。

また、無料プランでも一定の画像生成機能が利用できる点も学生には大きな魅力。文章と画像を横断的に扱えるため、ChatGPTは今や「ただのAIチャット」を超えた、学業・創作・日常の全方位に強い最強の学習パートナーと言えるでしょう。

2. Canva

出典:Canva公式サイト

こちらも有名なアプリ、Canva。Canvaはもともと、スライド資料やポスター、SNS投稿などを簡単にデザインできる人気のグラフィックツールです。近年はAI機能も急速して進化しており、画像生成AI「Text to Image」を含む「Magic Studio」シリーズが注目を集めています。

プロンプトを入力するだけで、イラスト風・写真風・アニメ風など多様なスタイルの画像を自動生成してくれるため、素材探しに悩む時間を大幅にカット。さらに生成された画像はそのままCanva上で編集・装飾できるので、ポスターやプレゼン資料への展開もスムーズです。テンプレートとAI機能が融合した操作性はデザインに不慣れな人にも直感的で使いやすく、視覚表現に強くなりたい学生にぴったりです。

アメリカの大学生の間でもCanvaは特に「課題・サークル活動・SNS」の3場面で活躍しています。たとえば授業のプレゼン用スライドに画像を添えたり、イベント告知コンテンツをAIと一緒に作ったりと、実用性と即効性の高さが魅力です。また、ブラウザ上で完結し、スマホからでも操作できるため、通学中や空き時間にも作業が進められます。

学生向けには無料プランでも豊富なAI機能が使え、有料プランも教育機関向けに割引されるケースが多いため、コスト面でも導入しやすいのが強み。「画像生成×デザイン編集×プレゼン作成」を一貫してこなせるCanvaは、学業と創作の両立に最適なツールとして大学生ユーザーから厚い支持を集めています。

3. Midjourney

出典:Midjourney公式サイト

Midjourneyは、高い芸術性と独自の表現力で知られる画像生成AIツールで、特にアートやデザイン系専門の学生から熱い支持を受けています。チャットアプリDiscordを通じて利用する独特のスタイルですが、その分多彩なコマンドやパラメータを駆使して細かい調整が可能。ファンタジー風のイラストや幻想的な風景、キャラクターデザインなど、他のツールでは難しいクリエイティブな作品を作れるのが魅力です。生成される画像は芸術作品として高い完成度を誇り、SNS映えも抜群。無料プランもありますが有料プランの利用者が多く、継続的な作品制作に向いています。

学生から人気を集めている理由は、「表現の自由度が高い」「独自性の強い作品を作りやすい」ことです。美大や映像系、グラフィックデザインを学ぶ大学生がポートフォリオ制作や作品発表に活用しやすい他、SNSでの発信を通じてコミュニティも活発。Midjourneyは操作性においてややハードルが高いものの、その分「自分だけのオリジナルアートを追求したい」という意欲的な学生には最適なツールです。またDiscordベースのため、リアルタイムで他ユーザーと交流しながら作品づくりができる点も創作意欲を刺激しています。

4. Adobe Firefly

出典:Adobe Firefly公式サイト

Adobe Fireflyは、PhotoshopやIllustratorなどで知られるAdobe社が開発した画像生成AIツールで、クリエイティブ業界での信頼性と高いクオリティを誇ります。テキストから高精度なイラストや写真風の画像を生成できる他、Adobe製品とのシームレスな連携が強み。

例えばPhotoshop上でFireflyを使いながら画像の修正や合成を行うことができ、制作の効率化が図れます。またAdobeならではの商用利用に対応したライセンスが付与されているため、学生の作品発表やイベントでの利用も安心です。クリエイティブ系の学生にとっては、制作環境を崩さずに生成AIを導入できる理想的なツールと言えます。

大学生の利用シーンとしては、デザイン・美術専攻の学生を中心に支持されています。卒業制作やポートフォリオの制作過程でFireflyを活用することで、表現の幅を大きく広げられるのが魅力。Photoshopとの連携により細かな画像調整が可能なため、AIが生成した画像を土台に自分の手でブラッシュアップしやすい点もポイントです。

他の生成AIと比べるとやや操作に慣れが必要な部分はありますが、プロ仕様のクリエイティブ環境を求める学生にとっては欠かせないツールとなっています。Adobe Fireflyは、アート制作に真剣に取り組む大学生のパートナーとして高い評価を受けています。

5. Microsoft Copilot

出典:Microsoft Copilot公式サイト

Microsoft Copilotは、WordやPowerPointといったOffice製品と連携しながら、AIの力で文章作成・要約・編集・画像生成までを支援してくれる、マイクロソフトの生成AIアシスタントです。その中でも画像生成機能は「Microsoft Designer」に搭載されており、プロンプトからイラストやグラフィックを簡単に生成可能。

CanvaのようなUIで、プレゼン用スライド・SNS投稿・資料のアイキャッチ画像などをすぐに作成でき、生成された画像はそのままPowerPointなどにも活用できます。Copilotは他のAIと異なり、Officeツール内で直接動作するため作業フローを大きく変えずにAIの力を取り入れられるのが特徴です。

大学生にとってCopilotが強い理由は、「すでに使い慣れたOffice環境の中でAIを活用できること」にあります。課題レポートの構成を相談したり、PowerPointでスライドを作るときに画像を自動生成したりと、日常の学業と直結した機能が豊富。教育機関ではMicrosoft 365が導入されていることも多く、Copilotを無料または学割で使える環境が整っているケースもあります。

生成画像の商用利用にも柔軟なライセンスがついており、学祭・イベントなどの実用場面でも安心。CanvaよりもOffice寄りの作業に強く、「文章+画像+スライド」を一貫してAIに支援してもらえる実用性の高さが、学生からの支持を集めている大きな理由です。

まとめ

画像生成AIは、もはや一部のクリエイターだけのものではありません。アメリカの大学生たちは、ChatGPT(DALL·E)やCanvaを使ってプレゼン資料を制作したり、Midjourneyで個性的な作品を制作したりと、日常的にAIを活用しています。学生生活では「時間をかけずに質の高いビジュアルを作れる」ことが大きなメリットであり、学業にも創作にもAIが深く入り込んでいます。アメリカでも日本でも、世界中で学業とAIの関わりが深くなっていくでしょう。今後も生成AI市場の発展が期待されます。

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この記事を監修した人
Erika S
コンテンツクリエイター
日本のサブカルチャーのローカライズを得意とするJA/ENバイリンガル・コンテンツクリエイター。
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