使ってみたい!アメリカの大学キャンパスで使われている便利アプリ5選

アメリカの大学キャンパスでは、学生生活をより快適で効率的にするためのスマートフォンアプリが日常的に活用されています。授業のスケジュール管理や勉強のサポート、キャンパス内での移動や食事の手配、さらには友人との交流やメンタルヘルスのサポートまで、あらゆるニーズに応える多様なアプリが存在します。これらのアプリは、忙しい学生たちのライフスタイルに自然と溶け込み、彼らの生活の質を向上させる重要なツールとなっています。
近年は、オンライン授業やハイブリッド型の学習が一般化する中で、デジタルサービスの需要が一層高まり、利便性やユーザー体験を重視したアプリの人気が急上昇。今回は、セントジョーンズ大学の公式ブログの記事「5 Free Digital Apps That Every College Student Should Have」をもとに、アメリカの大学生たちの間で広く使われている、注目の便利アプリをいくつかご紹介します。
それぞれのアプリがどのような機能を持ち、どのように学生生活に寄与しているのかを解説。これを読めば、どのようなサービスが大学生に重視されているのか、PRやマーケティング活用に役立つかもしれません。ぜひご覧ください。
▼ランキング
- GoodNotes
- FocusPomo
- Quizlet
- GroupMe
- Canva
1.GoodNotes

GoodNotesは、アメリカの大学生の間で非常に人気のあるデジタルノートアプリ。紙のノートのような自然な書き心地と、デジタルならではの利便性を兼ね備えているのが特徴です。iPadとApple Pencilの組み合わせで使用する学生が多く、手書きで講義のメモを取ったり、PDFの教科書に直接書き込みをしたりと、多様な使い方をすることができます。
GoodNotesの強みは、直感的なインターフェースと整理機能の豊富さにあります。ノートをテーマごとに分けてフォルダで管理できるほか、検索機能によって手書き文字やPDF内のテキストも瞬時に見つけ出すことができます。また、図や写真、図表などの挿入も簡単で、プレゼン資料や研究ノートとしても活用可能。さらにiCloudを通じて複数デバイス間で同期できるため、外出先でもスムーズにノートを確認・編集することができます。
アメリカの大学ではノートのデジタル化が進んでおり、GoodNotesのようなアプリはもはや学生生活に欠かせない存在。ペーパーレスな学習環境の推進、また環境負荷削減にも貢献しており、持ち運びの負担を減らしながら情報の一元管理を実現しています。特に理系や法学系など、図や細かい注釈が多い授業ではその真価を発揮しており、多くの学生にとって強力な学習ツールとなっています。
2.FocusPomo

FocusPomoは、アメリカの大学生の間で人気を集めている集中力維持アプリの一つで、ポモドーロ・テクニックを活用した時間管理をサポート。ポモドーロ・テクニックとは、25分間の集中作業と5分間の休憩を繰り返すことで、生産性と集中力を高める方法です。FocusPomoではこの基本サイクルを自由にカスタマイズできるほか、タイマー終了ごとに可愛らしい「トマト」が増えていくという、ある意味ご褒美のような仕掛けで面白みがあります。勉強や課題へのモチベーションを保つのに役立つと、多くの学生に支持されています。
また、iPhoneやiPadなどApple製品との親和性が高く、iCloudを通じたデバイス間同期、Apple Watch対応、ロック画面ウィジェットやヘルスケア連携など、利便性の高い機能が多数搭載されています。記録された集中セッションはグラフとして視覚化され、学習量の把握や習慣の分析にも役立ちます。こうした機能により、レポート作成や試験勉強など、長時間の学習が必要な場面でも、自分のペースで集中力を維持しやすくなります。
さらにシンプルで洗練されたデザインは、勉強中の気を散らすことなく使用できると好評です。FocusPomoは、勉強の質と効率を高めたい学生にとって有効的なアプリです。
3.Quizlet

出典:Quizlet公式サイト
Quizletは、アメリカの大学生を中心に世界中で広く利用されている学習支援アプリで、暗記学習や試験対策に強みを持つツール。最大の特徴は、フラッシュカードを使った効率的な記憶の定着をサポートする点にあります。ユーザーは自分でカードを作成したり、他のユーザーが公開した数百万以上の学習セットから自由に選んで利用できます。語学、歴史、医学、法律といったさまざまな分野に対応しており、汎用性の高さが魅力。
Quizletでは、単なるフラッシュカードだけでなく、「書く」「聞く」「テスト」「マッチングゲーム」など複数の学習モードが用意されており、繰り返し学習による定着を自然に促します。中でも「Learn」モードは、AIが苦手な項目を自動で識別し、間隔反復の手法を用いて効果的に復習を組み立ててくれます。さらに、AIチューター「Q-Chat」も搭載されており、チャット形式で質問に答えながら学習を進めることも可能です。
また、リアルタイムで他の学生と対戦形式で学べる「Quizlet Live」は、教室内やオンライン授業でも活用されており、グループ学習の場面でも活躍しています。個人の進捗を可視化する機能も充実しており、自分の理解度や弱点を客観的に把握しながら学習を進められます。
このようにQuizletは、個人学習と協働学習の両面を支える優れたツールとして、アメリカの大学キャンパスで高く評価されています。スマートフォンやPCで手軽にアクセスできることから、現代の学生にとって欠かせない学習アプリの一つとなっています。
4.GroupMe

出典:GroupMe公式サイト
GroupMeは、アメリカの大学生の間で広く使われている無料のグループチャットアプリで、特にキャンパス内での情報共有やグループ活動において欠かせない存在となっています。Microsoftが提供するこのアプリは、スマートフォンはもちろん、PCやタブレットでも利用でき、SMSでも参加できる柔軟性が特徴的。授業のグループプロジェクト、クラブ活動、サークル、寮の連絡網など、さまざまな場面で活用されています。
GroupMeの魅力は、そのシンプルで分かりやすいインターフェースと、使い勝手の良さにあります。連絡先を共有せずともグループに招待でき、電話番号またはメールアドレスさえあれば誰でも簡単に参加可能。また、メッセージのやり取りだけでなく、イベントのスケジュール調整、写真やビデオの共有、絵文字やGIFの投稿など、多彩なコミュニケーションが可能です。
大学生活においては、1クラスあたりの学生数が多くなることが一般的なアメリカの大学では、授業ごとのディスカッションや情報交換の場としてGroupMeが積極的に利用されています。学生同士が教授からの連絡事項や課題の内容、試験対策などを即座に共有できるため、効率的かつリアルタイムな学習サポートが実現。
また、通知のオン・オフやミュート機能も充実しており、自分のペースで情報を確認したい学生にも優しい設計となっています。こうした利便性から、GroupMeは「大学生活のインフラ」とも呼ばれるほど、多くの学生に日常的に使われているアプリです。勉強からプライベートまで、幅広い場面で役立つグループコミュニケーションの要となっています。
5.Canva

出典:Canva公式サイト
Canvaは、アメリカの大学生を中心に幅広い世代に利用されている、直感的な操作でデザインが作成できるオンラインツール。グラフィックデザインの知識がなくても、プレゼンテーション資料、SNS投稿、ポスター、レジュメ、動画など、あらゆるビジュアルコンテンツを手軽に作成できるのが最大の特徴です。ブラウザ上で動作するため、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットでも手軽に利用でき、クラウド上にデータを保存できる利便性も魅力。
Canvaが大学生にとって特に人気なのは、授業での発表資料やグループプロジェクトの制作を行う際に、視覚的に優れたコンテンツを短時間で作れる点にあります。豊富なテンプレートやアイコン、イラスト、フォントなどがあらかじめ用意されており、デザイン初心者でもプロのような仕上がりが目指せます。また、共同編集機能により、複数人でリアルタイムに編集作業を進めることができるため、オンラインでのチーム作業にも適しています。
さらに、Canvaではプレゼンテーションをそのままオンラインで共有・配信できる機能や、動画やアニメーションの簡単な編集も可能で、用途はますます拡大。教育機関向けには「Canva for Education」という無料プランも用意されており、教員や学生がプレミアム機能を無償で使える点も支持される理由の一つです。
このようにCanvaは、デザインのハードルを下げ、表現力と生産性を高めてくれるツールとして、アメリカの大学生の間で欠かせない存在となっています。学習から自己表現、就職活動まで、多様なシーンで活躍する万能型のデザインプラットフォームです。
まとめ
アメリカの大学キャンパスでは、学業や日常生活を支える多様なアプリが学生たちにとって不可欠な存在となっています。今回ご紹介したアプリはいずれも、学習効率の向上、コミュニケーションの円滑化、そして創造的な活動の支援といった観点から、学生生活をより充実させる役割を果たしています。スマートフォン一つでスケジュールを管理し、仲間とつながり、学習を深め、個性を表現できる環境が整っている今、アプリの選び方や活用の仕方が学生生活の質を大きく左右するといっても過言ではありません。今後も、こうしたニーズに応える新たなツールやサービスが登場する中で、どのように日々の学びや生活に取り入れていくかが、学生たちの成長や可能性を広げる鍵となるでしょう。自社のサービスをPRしたいとお考えの場合はぜひ弊社IGNITEにご相談ください。
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