アメリカ人が選ぶ!使えるニュースアプリ7選

アメリカにおけるニュースアプリ市場は、近年のデジタル化とともに急成長を遂げており、現代の情報収集手段としてなくてはならないものとなっています。特にスマートフォンやタブレットの普及により、ユーザーはいつでもどこでも最新の情報にアクセスできるようになりました。現在アメリカで普及しているニュースアプリは速報性・専門性など、それぞれ異なる強みを持っており、ユーザーは自分の関心や価値観に合った情報源を自由に選択できます。最近では、AIによるパーソナライズ機能やポッドキャスト、動画ニュースの導入も進んでおり、ニュースに触れる機会はさらに多様化しています。

米国のニュースアプリ市場は、今後も情報の信頼性と即時性を両立しながら、ユーザーのニーズを受けて進化を続けると思われます。この記事では、iPadでのアプリインストール順にランキングを作成し、どのようなツールがアメリカでの情報収集方法として最も活用されているのか、それによりどの媒体に広告を掲載すれば効果的にPRできるのかを詳しく解説しました。ぜひご覧ください。

▼ランキング(iPadでのインストールが多い順)

※2024年8月時点

  1. X(旧Twitter)
  2. Reddit
  3. News Break : Local News & Alerts
  4. The New York Times
  5. Nextdoor : Neighborhood Network
  6. Substack
  7. CNN : Break US & World News

1. X(旧Twitter)

https://x.com/?lang=en

インストール数 88,037(2024年8月間)

X(旧Twitter)は、リアルタイムで情報を発信・取得できるSNSとして世界中で利用されているアプリです。2006年にTwitterとして誕生し、140文字の短文投稿というシンプルなスタイルで日本でも人気を博しました。政治、経済、エンタメ、スポーツなど、あらゆる分野の情報が瞬時に拡散されることから、個人のつぶやきだけでなくニュースの情報源としても使用されています。2022年には実業家イーロン・マスク氏がTwitterを買収し、2023年にはブランド名を「X」へと変更。以降、従来のSNS機能に加え、長文投稿、動画、ライブ配信、収益化機能などが追加され、より多機能なプラットフォームへと進化を遂げています。

有料プラン「X Premium」に加入することで、広告の非表示や投稿の編集、収益分配などの機能を使うことも可能です。アメリカではニュースアプリとしての利用も広がっており、2024年にはiPad向けニュースアプリで最多のダウンロード数を記録するなど、その存在感は絶大。Xは現在、「すべてができるアプリ(スーパーアプリ)」を目指し、決済やEC、AIとの連携など、新たなサービス領域にも拡大を続けています。

2. Reddit

https://www.reddit.com/

インストール数 50,804(2024年8月間)

Redditは、ユーザー主導型の掲示板スタイルを特徴とするアメリカ発のソーシャルニュースサイトとして、2005年に立ち上げられました。ユーザーが「サブレディット」と呼ばれるテーマ別の掲示板を通じて投稿・コメント・評価を行うという仕組みになっており、テクノロジー、エンタメ、政治、ライフスタイル、趣味など、あらゆる分野の話題が日々活発にやりとりされています。投稿は他のユーザーによって「アップボート(高評価)」または「ダウンボート(低評価)」され、評価の高いコンテンツほど上位に表示されるため、質の高い情報が集まりやすいという特徴があります。ユーザー同士の自由な議論ができる点や、匿名性の高さから、SNSよりもオープンで率直な意見交換が可能な場として人気を集めています。

Redditは特定の層に限らず、学生から専門家まで幅広い層が利用しており、アメリカでは情報収集や意見交換、コミュニティ形成の場として定着しています。2024年には、App StoreにおいてiPad向けニュースアプリとしてダウンロード数第2位を記録。SNSとニュースプラットフォームの中間的な立ち位置として高い評価を得ています。近年では動画やライブ配信機能も取り入れ、より多様な情報発信が可能になっており、インターネット文化の中心的存在としてその影響力を今も広げ続けています。

3. News Break : Local News & Alerts

https://www.newsbreak.com/

インストール数 49,150(2024年8月間)

News Break: Local News & Alerts は2015年にリリースされたニュースアプリで、ローカルニュースに特化しており、アメリカ国内で多くのユーザーに利用されています。このアプリは、全国的なニュースではなく、ユーザーの住んでいる地域や関心のある都市にフォーカスを当てていて、地元で起きている事件、天気、交通情報、行政の動き、地域ビジネスのニュースなどをタイムリーに届けることを目的に作られています。アプリを初めて開く際に位置情報や興味のあるジャンルを設定すると、それに基づいてパーソナライズされたニュースフィードが表示され、日々の生活に密着した情報を効率的に得ることができます。また、News Breakはローカルメディアや提携ニュースサイトから記事を集約しているため、地域密着型ながらも信頼性のあるニュースソースを提供している点が評価されています。ユーザーが記事にコメントを残したり、トピックについて議論ができる機能もあり、地域コミュニティの活性化にも貢献しています。

ニュースはテキストに加えて動画や速報通知も対応しており、緊急情報への素早いアクセスも可能です。アメリカでは特に中小都市や郊外地域のユーザーに支持されており、従来のテレビや新聞では得にくい、リアルタイムかつ生活に密着した情報源として日々の生活の中で当たり前の存在となっています。

4. The New York Times

https://www.nytimes.com/international/

インストール数 29,204(2024年8月間)

The New York Timesは、アメリカを代表する歴史ある新聞であり、世界的にも高い評価を受けている報道機関の一つです。1851年に創刊されてから、長年にわたり質の高いジャーナリズムを提供してきました。政治、経済、国際情勢、文化、科学、ライフスタイルに至るまで幅広い様々な分野を網羅しており、数多くのピューリッツァー賞を受賞していることからも、その信頼性と影響力の高さがうかがえます。近年のデジタル化が進む中で、The New York Timesは紙媒体からオンライン媒体への移行にも成功しており、現在ではニュースアプリやウェブ版を通じて世界中の読者に最新情報を配信しています。ニュースアプリはデザイン性が高く、パーソナライズされたニュースフィードやポッドキャスト、動画コンテンツなども充実しており、現代のニュース消費スタイルに合わせた配信スタイルが特徴となっています。また、有料購読モデルを導入している点も特徴的で、広告に頼らない持続可能な報道体制を確立しています。

ジャーナリズムの倫理を重んじつつ、データジャーナリズムやインタラクティブな特集記事など、革新的な報道手法も積極的に取り入れているThe New York Times。信頼性と深みのある報道を求める読者にとって、今もなお最前線で活躍するメディアブランドです。

5. Nextdoor : Neighborhood Network

https://nextdoor.com/

インストール数 21,658(2024年8月間)

Nextdoor: Neighborhood Network は、地域に特化したSNSプラットフォームで、住民同士が日常的な情報を共有し合う「ご近所のためのコミュニティアプリ」。2011年にアメリカでサービスを開始し、現在では全米の多くの地域で利用されています。特徴的なのは、ユーザー登録にあたって住所の確認が必要である点。その仕組みにより、匿名性の高い他のSNSとは異なり、実際の近隣住民との信頼関係に基づいた交流が可能となっています。

主な用途は、地域のイベント情報、防犯情報、ロストペットの捜索、不要品の譲渡、地元のビジネスやサービスの口コミなどの情報収集。いわゆる、現代版の掲示板や井戸端会議のような役割を果たしています。災害時や緊急時には、情報共有の場としても機能し、自治体や警察、消防などの公的機関も迅速な対応ができるものとして活用されているのも特徴です。

Nextdoorは、地域密着型のネットワークであることから、都会・郊外を問わず幅広いユーザー層に支持されています。近年ではアプリの機能も進化し、地元企業の広告掲載や投票機能、地域ごとのトピック分けなど、より利便性の高いプラットフォームへと発展中。昔のご近所づきあいが形を変えて新たな形の「ご近所づきあい」へ、コミュニケーションをデジタル空間で実現するNextdoorは、地域社会のつながりを再構築するツールとして注目を集めています。

6. Substack

https://substack.com/about

インストール数 20,132(2024年8月間)

Substackは、作家、ジャーナリスト、専門家などがニュースレター形式で読者と直接つながることができるプラットフォームです。2017年にアメリカで発表されて以来、「自分のメディアを持ちたい」と願う個人の情報発信者たちに支持され、急成長を遂げています。特徴としては、誰でも簡単に文章を配信でき、有料購読機能を通じて収益化が可能であるということ。広告に頼らないビジネスモデルにより、筆者は自由な内容・視点で発信できるため、独立系メディアとしての役割を果たしています。

ジャーナリズムだけでなく、エッセイ、批評、テクノロジー、文化、ライフスタイルなど多岐にわたるジャンルで活用されており、読者は興味関心に応じた執筆者をフォローすることが可能。コンテンツはメールで直接届く形式で、SNSとは異なりアルゴリズムに左右されず、筆者と読者の距離が近いのも魅力の一つです。

アメリカでは特に、新聞社や大手メディアを離れた記者たちが、独自の報道を行う場として活用しており、新しい形の「個人による報道」が浸透しつつあります。近年ではポッドキャストや音声コンテンツの提供にも対応し、表現の幅が拡大。Substackは、情報発信の自由度と経済的自立の両立を可能にする、現代のデジタルメディアの象徴ともいえる存在です。

7. CNN : Breaking US & World News

https://edition.cnn.com/

インストール数 19,511(2024年8月間)

CNN: Breaking US & World News は、アメリカを代表するニュース専門チャンネルCNN(Cable News Network)が提供する公式ニュースアプリで、アメリカ国内外の最新ニュースをリアルタイムで確認できる信頼性の高い情報源です。CNNは1980年に創設され、世界で初めて24時間体制のニュース放送を開始したことで知られおり、現在ではテレビ・ウェブ・モバイルと多様なメディアを通じてグローバルな影響力を持つ報道機関へと成長しました。

このアプリでは、政治、経済、社会、国際、テクノロジー、健康、エンタメ、スポーツなど幅広いジャンルのニュースが配信されており、速報性と網羅性が特に高く評価されています。アプリのプッシュ通知によって重要なニュースを即座に知ることができるため、情報感度の高いユーザーにとっては非常に便利なツールとなっています。記事だけでなく、ライブニュース配信やオンデマンドの動画コンテンツも充実しており、視覚的にニュースを把握したいユーザーにもおすすめ。ユーザーインターフェースは直感的で使いやすく、地域や関心に応じてニュースをカスタマイズすることも可能です。

さらに、CNNの報道は国際的な視点でも知られており、アメリカ発のニュースにとどまらず、世界の動向をリアルタイムで把握したい読者にも適しています。報道の正確性と迅速性を両立するCNNのアプリは、信頼できるニュースソースとして、世界中の幅広い層から支持されています。

まとめ

現代において、ニュースアプリは私たちの情報収集手段として欠かせない存在となっています。アメリカのニュースアプリ市場は特に多様性に溢れていて、伝統的な報道機関による公式アプリから、個人発信型のプラットフォーム、地域密着型のサービスまで幅広く展開されています。CNNや The New York Times のような老舗メディアは、高い信頼性と速報性を武器に、デジタル時代でも強い存在感を保っています。一方、Reddit や X(旧Twitter)のようなSNS型アプリは、ユーザー同士の議論やリアルタイムの情報共有によって、速報性と多様な視点を提供。Nextdoor や News Breakのような地域密着に特化したアプリは、身近な地域情報を主に扱っており、日常生活に役立つ情報源として定着しています。Substackのように個人が直接読者に向けて発信するニュースモデルも浸透し始めており、ニュースの受け取り方が大きく変化しています。

このように、ニュースアプリは単なる情報配信のツールではなく、今や利用者の関心やライフスタイルに応じて選ばれる「情報のパートナー」へと進化しています。ニュースアプリ利用者に向けたPRはぜひ弊社IGNITEにご相談ください。

この記事を監修した人
Erika S
コンテンツクリエイター
日本のサブカルチャーのローカライズを得意とするJA/ENバイリンガル・コンテンツクリエイター。
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