美容と健康に効く！アメリカで人気のヘルシーフード5選

美容や健康を意識するときに気を使いたい点の1つは「食生活」です。特に美容関連で、綺麗な髪質や、爪、肌と聞いた時に美容製品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、アメリカの健康情報サイトhealthlineによると、体や肌の状態は、日々の食生活が反映されたものだと語られています。National Library of Medicineによれば、日々の食事は単なる栄養補給にとどまらず、腸内環境や免疫、代謝といった体の機能と密接に関わりながら、最終的には私たちの体そのものに影響を与えるとされています。また、がんや脳卒中、心筋梗塞などの病気についても、その発症や進行に日々の食生活が影響を及ぼすことは、何十年も前から知られています。

これらのことから、美容と健康の両方を気を付ける際に、普段自分が何を口にしているかを見直すことが非常に重要です。今回の記事では、healthlineに掲載されている情報を参考に、美容と健康の両面からアメリカで話題になっているヘルシーフードを、ランキング形式で紹介していきます。

▼アメリカで話題のヘルシーフードTOP5

（healthline調べ）

1.魚

2.さつまいも

3.ナッツと種子類

4.アボカド

5.卵

1. 魚

healthlineによると、オメガ3脂肪酸を豊富に含む魚介類が、肌や髪の健康をサポートするとされています。Cleveland Clinicは、オメガ3脂肪酸は体にとって欠かせない脂肪の1種で、体内でさまざまな重要な働きを担っていると言及。私たちの体は必要な量のオメガ3を自力で作り出すことができないため、食べ物からしっかりと摂ることが必要です。

オメガ3脂肪酸は、全身の細胞が本来の働きをするために欠かせない栄養素でもあります。細胞膜の一部として細胞の形や安定性を保つほか、細胞同士の情報伝達にも関わっています。目や脳の細胞にはオメガ3が多く含まれており、これらの器官の健康にとっても重要です。また、オメガ3は体にエネルギーを与えるだけでなく、心臓やホルモン分泌を担う内分泌系など、重要な体の仕組みをサポートする役割も担っています。オメガ3脂肪酸には、細胞やホルモン分泌に影響をもたらす以外にも、体内や肌の炎症・赤みを抑える働きがあります。加えて、たんぱく質や抗酸化作用を持つビタミンE、ケラチンの生成を助けるビオチンなども豊富。摂取するのに特におすすめな魚として、サーモン、ニシン、サバが挙げられています。

2. さつまいも

さつまいもにはカロテノイドの一種であるβ-カロテンが豊富に含まれており、これは体内でビタミンAに変換される重要な栄養素です。ビタミンAはケラチンの生成を促進し、肌や爪の健康を保つために欠かせない成分です。2004年の研究では、紫さつまいもに含まれるアントシアニンに抗酸化作用があり、肌の炎症を和らげる可能性が示されています。抗酸化物質は、シミやシワの原因となるものから肌を守り、老化の予防にも役立ちます。

また、2012年の研究では、ビタミンAが不足すると肌や髪に悪影響が及ぶ可能性があることも報告されています。WebMDは、さつまいもは、その豊富な栄養素からスーパーフードとして高く評価されていると紹介。研究によると、がん予防や血糖値コントロール、心臓病予防などに効果をもたらします。がん予防に関しては、さつまいもに含まれるカロテノイドによって、がんのリスクを下げる可能性があり、特に紫さつまいもに豊富なアントシアニンは、大腸がんの予防に役立つと考えられています。

その他にも、さつまいもに含まれる成分が血糖値の安定に貢献するとされており、茹でたさつまいもは低GI食品のため、血糖値の急上昇を抑えられます。加えて、悪玉コレステロールを下げる作用もあり、心血管疾患のリスクを軽減する可能性があります。しかし、さつまいもは炭水化物が多く、焼く・揚げる・ローストするなどの調理法ではGI値が高くなり、血糖値が上昇しやすくなるという点には注意が必要。糖尿病の方は、摂取方法について医師や管理栄養士に相談することをおすすめします。また、ごくまれに、さつまいもに対する重度のアレルギーを持つ人もいますので、適度な量を摂取することが重要です。

3. ナッツと種子類

ナッツ、特にひまわりの種などの種子にはビオチン、タンパク質、ビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれています。アーモンドやくるみにもビタミンEが豊富で、体を酸化ストレスから守ってくれると言われています。ビタミンEには炎症を抑える作用があり、紫外線のダメージを和らげたり、シミや小ジワといった見た目の老化を防ぐ働きも期待されています。

Mayo Clinicによると、ナッツ類は健康的な食生活の一部として取り入れることで心臓の健康をサポートする効果があるとされています。さらにナッツは、心臓病にもやさしい食べ物です。研究によると、ナッツをよく食べる人は、心臓病や糖尿病に関係する体内の炎症が少ないことが明らかになっていると言われています。日常的にナッツを取り入れたバランスの良い食事を心がけることで、動脈の健康の改善、心臓病に関わる炎症の軽減、心臓発作や脳卒中の原因となる血栓のリスクの軽減、高血圧のリスクを下げるといった効果が期待されています。

不飽和脂肪酸をはじめとした栄養素が豊富に含まれており、外出先でも手軽に食べられるスナックとして人気のナッツ。保存が簡単で、価格も比較的手頃なのも魅力の1つです。ただし、ナッツにはカロリーが高めの種類もあるため、食べ過ぎには注意が必要。ポテトチップスなどのおやつの代わりにナッツを選ぶことで、よりヘルシーな食習慣を保ちやすくなります。ナッツに含まれているほとんどが健康的な脂肪ではありますが、カロリーが高く多くの脂質が含まれているため、適量を守って食べることが大切です。成人の場合、1週間に無塩のナッツを4～6回程度摂るのが理想的とされており、食生活の一部として取り入れるのがおすすめです。なお、子どもの適量は年齢によって異なるため、かかりつけの小児科医に相談するのが安心です。また、ナッツを選ぶ際は、油で揚げたものよりも、生またはドライローストされたタイプを選ぶようにすることが重要。1回分の目安は、ひとつかみ程度のナッツ、もしくはナッツバター大さじ2杯です。

4. アボカド

アボカドは、健康的な脂肪や栄養素を豊富に含み、肌や爪の健康をサポートしてくれるヘルシーフードです。中でもビタミンC、ビタミンA、ビタミンEが豊富で、美容効果が期待できます。例えば、アボカド1カップ分にはビタミンCが23mg、ビタミンAが16.1μg、ビタミンEが約5mgも含まれており、これらはすべて肌の健康に関わる重要な栄養素です。

2017年の研究では、果物や野菜をよく食べる人ほど肌が健康である傾向があり、特にビタミンCはコラーゲンの生成を助けたり、シワの軽減に役立つ可能性があると示されています。ただし、ビタミンCが直接老化を防ぐとまでは断定されていません。

WebMDによると、アボカドは、SNSでも注目を集める人気食材で、「アメリカの新しい定番フルーツ」とも言われているそうです。濃厚で美味しいだけでなく、体に必要なビタミンやミネラルがたっぷり詰まっており、健康維持にも役立つ優秀な食材です。アボカドを使用した「ポキ丼」などはフードデリバリーでもおすすめな商品の一つで、アボカドは日常的にも取り入れやすい食材となっています。私たちの体がきちんと働くためには、カリウムというミネラルが欠かせず、これは心臓の鼓動を安定させる重要な役割も担っています。一般的にカリウム＝バナナというイメージがありますが、実はアボカドの方が重さあたりのカリウムの含まれる量は多いそうです。

さらにアボカドには、ルテインやゼアキサンチンという栄養素が含まれており、目に悪影響を与える強い光から守ってくれる働きがあります。こうした成分を多く含む食べ物をよく食べている人は、年をとると増える目の病気になりにくいと言われています。特に、アボカドの皮に近い濃い緑の部分にこれらの栄養が多く含まれているので、切るときはできるだけその部分も食べることをおすすめします。

5. 卵

Healthlineでは、卵は髪の健康に欠かせないたんぱく質が豊富に含まれている食品だと紹介されています。髪はケラチンというたんぱく質でできているため、たんぱく質が不足すると、髪がもろくなりやすくなるそうです。WebMDによると、卵には約6gのたんぱく質が含まれており、体内で作ることができない9種類の必須アミノ酸をすべて含んでいるといいます。これらのアミノ酸は、筋肉や肌、髪などの材料となるため、健康維持に欠かせません。特に卵白には、卵のたんぱく質の約半分が含まれていて、脂質やコレステロールが少ないのが特徴。1日3個以上の卵を食べると、善玉コレステロールと呼ばれるHDL値が上がる傾向があることが分かっています。

まとめ

今回は、アメリカで話題になっているヘルシーフードについて取り上げましたが、いかがでしたか。紹介した食べ物はどれも、美容の面と健康の面で支えてくれるものばかりです。記事に出てきた食材をバランスよく取り入れることは、美しい髪や肌、爪、そして健やかな体をつくる第一歩です。ただし、どの食材も過度な摂取は悪影響を及ぼす可能性もありますので、ご自身の体と相談しながら摂取してください。これに加えて適度な運動をすることで、より良い効果に繋がるのではないかと考えられます。

アメリカでは、美容・健康志向の高まりとともに、ヘルシーフードがSNSやインフルエンサーを通じて注目を集めています。海外向けプロモーションをご検討の際は、ぜひ弊社にご相談ください。