訪日観光客によるインバウンド観光の今後の見通しについて!取り組める対策もご紹介

【更新:2024年3月8日】

訪日観光客数の回復と増加が期待される今、インバウンド観光の未来に向けた見通しと、その成功に向けて取り組むべき対策について詳しく探ります。

日本のインバウンド観光、なぜ重要なのか?

日本のインバウンド観光がもたらす効果は、日本経済や日本の文化にも影響を与える非常に大きなものです。メリットとしては、経済成長の促進、地方の活性化など、多くの利点がありますが、その中でも経済効果は絶大です。

特に、日本の高品質な製品やサービス、そして地方を含む多様で魅力的な観光地が、世界中からの訪問者をより一層引きつける要因となっています。日本の商品を購入したい、日本でしか経験できない体験をしたい、日本の美しい景観を直接見たいという方が全世界に多くおり、2023年にはアメリカの人気旅行雑誌である「コンデナスト・トラベラー」で、世界で最も魅力的な国の1位として日本が選ばれました。

参考元:https://www.jnto.go.jp/news/press/20231004.html#:~:text=%

つまり、インバウンド観光の効果を最大化することは、日本経済に多大な利益をもたらし、文化の発展、交通インフラの整備などの促進にも繋がるため重要性が高いと言えます。今後も日本へ訪れる海外からの観光客は増加することが予想されているため、できるだけ早い段階で、インバウンド対策を行うことがインバウンド観光で成功するためのポイントとなるでしょう。

▼インバウンド観光の効果を最大化するコツについて、もっと知りたいという方は以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-inbound-tourist-effect

パンデミックによるインバウンド観光への影響

コロナ禍に入るまでは、日本のインバウンド観光状況は、記録的な成長を遂げていました。世界的にも人気のある観光地として、日本は魅力を高め、世界各国からの観光客が多く訪れているためです。観光庁が発表したデータによると、2019年には過去最高の訪問者数である約3,200万人を記録しました。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が予定されていたため、インバウンド観光に向けた期待感も高まっていたため、日本政府はさらなる成長を見込んでいました。

ところが、2020年、インバウンド観光による活性化の動きは、コロナパンデミックの発生によって大きな打撃を受けました。国を跨ぐ旅行の制限が開始され、誰もが海外旅行に行くことができなくなりました。その影響で、日本でもインバウンド観光が急速に下降し、多くの観光関連の事業に深刻な影響を及ぼしたのです。2019年に約3200万人を記録した訪日観光客数は、2020年412人、2021年25人、2022年383人となりました。

【データ更新日:2024年2月27日】

参考元:https://statistics.jnto.go.jp/graph/#graph--inbound--travelers--transition

その後、2022年10月にようやく水際措置が緩和され、少しずつパンデミック前の活気が戻り始めたのです。2023年以降、国境を跨ぐ旅行が様々な国で再開されたことから、世界中の人々が再び海外旅行へ行くようになりました。

インバウンド観光の現状分析:訪日外国人観光客の動向

続いては、インバウンド観光の現状分析と訪日外国人観光客の動向について、実際の数値を参考に解説いたします。

最新の訪日観光統計

【更新:2024年3月8日】

2023年12月時点では、日本を訪れた外国人観光客の数は273万4000人で、2019年の同じ月と比較して8.2%増加が見られました。2023年の1年間での訪日外客数は2500万人を超え、年間通算で2019年の約80%まで復調しました。

参考元:https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/

さらに2024年1月には、約268万人の観光客が訪れました。1月1日に発生した能登半島地震の影響は、外国人による日本への旅行に一定の影響を及ぼしましたが、それでも前年同月比で79.5%の増加がみられました。

参考元:https://www.jnto.go.jp/statistics/data/20240221_monthly.pdf

参考元:https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/inbound/

以上の傾向から、今後も訪日観光客の数は増え続けることが予想されるため、インバウンド対策をしっかり立てるようにしましょう。

訪日観光客のニーズと期待

今後も継続的な成長が予想されるインバウンド観光市場を成功に導くためには、異なる国や地域からの訪日観光客が何を求め、どのような期待を抱いているのかを理解し、分析することが不可欠です。この洞察をもとに、より効果的な戦略を策定することが可能となります。

例えば、以前は日本の製品購入や食事を楽しむことが訪日観光客にとって大きな目的でしたが、最近では、実際に体験できるアクティビティや地方への訪問が人気を集めています。単に有名な観光地を訪れるだけでなく、日本の文化や伝統を深く体験したいと望んでいる方が増加傾向にあり、コロナ前と比較しても、訪日観光客が求める日本観光のニーズの変化がみられます。そのようなニーズの変化を理解した上で、彼らの期待に応えられるようなインバウンド施策に取り組むことが重要です。

インバウンド観光の今後の見通し

2024年に政府が目標としている過去最高水準(2019年の3,188万人)を上回った後、2026年に4,000万人、2030年に5,000万人に到達する

(具体的な数も記載する)

ニッセイ基礎研究所の「中期経済見通し(2023~2033年度)」によると、インバウンド観光の今後の見通しとして、訪日外国人旅行者数が、2019年に記録した3,188万人という過去最高水準を2024年に上回り、2026年には4,000万人、2030年には5,000万人に到達すると予想されています。

参考元:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=76335?pno=5&site=nli

また、訪日外国人旅行消費額は、2023年には政府の目標である5兆円を達成する見込みであり、円安の影響もあり一人当たりの消費額が増加しています。その後、2027年には8兆円、2033年には10兆円に達すると予想されています。

この見通しは、新型コロナウイルス感染症の影響で一時的にほぼ消失したインバウンド需要が、2022年10月からの水際対策の段階的な緩和と2023年4月の撤廃を受けて急回復し、2023年8月にはほぼコロナ禍前の水準を回復したことに基づいています。

しかし、その一方で懸念されている課題もいくつかあり、特に人手や宿泊施設の不足が今後の課題となる可能性があります。様々な国からの観光客が見込まれるため、言語的な障壁や文化の違いによりトラブルなどが発生することも考えられます。起こり得る問題を想定した上で、インバウンド対策を行うことがポイントとなるでしょう。

▼インバウンド観光の課題や打開策について知りたい方は以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-issues

今するべきインバウンド観光の対策とは

では、インバウンド対策はどのように行えば良いのでしょうか?いくつかのポイントを簡単にご説明します。

自然な文章での多言語対応

ウェブサイトや観光ガイドの多言語化を推進し、外国人観光客がスムーズに情報を得られる環境を整えることが重要です。飲食店であれば、よく来店する国籍の方に合わせて、アメリカからの観光客が多いのであればアメリカ英語、韓国人観光客が多いのであれば韓国語、中国人観光客が多いのであれば中国語、というように対応するとより良いでしょう。

言語と文化の多様性への理解と対応

異なる背景や文化を持つ観光客のことを理解し、インバウンド観光施策に活かすことは非常に重要です。世界各国からの観光客がそれぞれ独自の価値観や期待を持って訪れるため、これらの多様性を理解し、尊重することが求められます。

ウェブマーケティングの活用

ターゲット市場を明確にし、効果的なプロモーション戦略を通じて観光需要を喚起することが求められます。ウェブマーケティングの中でも、インバウンド効果を最大化するための広告を運用するのか、SNSを活用するのか、ブログ記事を発信するのか、など様々な手段があるため、自社に合うものを選択するようにしましょう。

▼訪日外国人向けのインバウンド広告の運用ポイントについてもっと知りたい、という方は以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-advertising-for-foreign-visitors

地方観光の推進

大都市や人気観光地への集中を避けるため、地方の魅力的な観光資源を発掘、紹介し、観光客がある程度分散するように対策を立てるようにしましょう。また、地方ならではの美しい景観や伝統的な体験をすることができるため観光客にとっても需要は高いと言えます。

観光産業と地域経済の連携

観光が地域経済に与えるプラスの影響を最大化し、地元企業や商品との連携を通じて相乗効果を生み出すことが大切です。地域特産品の販売促進や、地元企業との協働による新たな取り組みを展開するのも良いでしょう。

まとめ:今後の見通しを考慮してインバウンド観光を成功させましょう

今回の記事を通して、今後の日本のインバウンド観光の見通しや予想されることを理解いただけたのではないでしょうか?このチャンスを掴み、インバウンド観光で成功させるためには、むやみに行うのではなく、ターゲットを決めた上で、しっかり戦略を練り、実行へ移すことをおすすめします。そうすることで、失敗する可能性を抑えられ、よりインバウンドの効果を発揮させることができるためです。どのように進めれば良いのか分からない場合は、一度専門家に相談してみましょう。

▼以下の記事ではインバウンド観光コンサルティングのメリットやデメリットなどを紹介しています。外部依頼を検討中の方は一度ご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/consulting-on-inbound-tourism

この記事を監修した人
Daisuke K
マーケター、CMO
2021年にCMOとしてIGNITEのへの参加を果たした。以前からマーケティング業界での勤務経験を有し、IGNITEでは海外市場向けのマーケティング戦略を展開している。あらゆる国や地域からの、BtoB、BtoC案件を総監し、海外進出を検討する日本国内の企業から、日本への参入を希望する海外企業までのサポートを行っている。
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