トリップアドバイザーは、世界中で多くの人に利用されている口コミサイトです。
訪日外国人の来店数を伸ばしたい飲食店・宿泊施設・観光施設の運営者にとって、効率的にアピールできる有効な手段です。
一方で「本当に集客に効果があるのかわからない」「登録したものの活用できていない」というケースも多いかもしれません。
この記事では、トリップアドバイザーで集客する仕組みやメリット・デメリットを整理し、成果につなげるための具体的な運用のコツまで解説します。
トリップアドバイザーとは?集客に使われる理由を解説

まずはトリップアドバイザーの基本的な仕組みと、インバウンドの集客ツールとして有効な理由を整理します。
トリップアドバイザーの概要
トリップアドバイザー(Tripadvisor)は、世界中の旅行者が訪問先を決める際に利用する、代表的な口コミプラットフォームです。旅行者は飲食店やホテル、観光スポットの口コミ・評価をもとに、行き先を比較検討できます。
店舗側では、施設のページを作成し、基本情報や写真、営業時間や連絡先などの掲載が可能です。お店の名前で検索すると、Google検索結果にもトリップアドバイザーのページが表示されることも多く、SEOの観点からも集客効果が期待できます。
SNS運用や自社サイトへの導線と組み合わせることで、インバウンド集客の基盤になりやすい点が評価されています。
トリップアドバイザーがインバウンド集客に強い理由
トリップアドバイザーはインバウンド集客に強いと言われる最大の理由は、利用者の多くが実際に訪れる予定がある旅行者」である店です。
InstagramやTikTokなどのSNSは認知拡大のツールとしては有効ですが、トリップアドバイザーは来店直前の比較フェーズで使われるため、より来店意欲の高いユーザーにリーチができるのです。
また、英語をはじめ多言語に対応しており、国や文化の異なる旅行者でも同じ基準で比較できる点も世界中で広く利用されている理由でしょう。
集客に活用されるSNSツールについて知りたい方は、Instagramのトライアルリールについての解説やTikTokの海外向け発信方法などの記事が参考になるでしょう。
トリップアドバイザーを使った集客の仕組み
トリップアドバイザーを活用した集客について理解するには、「ユーザーがどのような流れでお店にたどり着くのか」を把握することが大切です。ここでは、海外ユーザーの行動フローについて解説します。
海外ユーザーが店舗を見つける流れ
日本へ訪れる海外のトリップアドバイザーユーザーは、旅行の計画を立てる段階で「エリア+レストラン」などのキーワードで検索します。その後、ランキングで上位に表示された店舗を確認し、口コミや写真を読み込んだうえで訪問先を絞り込みます。
ここで大切なのは、検索結果に自分たちの施設が表示されているか、そしてクリックされた後に「実際に行ってみたい」と思わせる情報がそろっているかどうかです。口コミの量や写真の質、口コミへの返信の有無などが判断材料となります。
トリップアドバイザーのランキングの仕組み|独自のアルゴリズム
トリップアドバイザーのランキングは、単純な評価点の高さだけで決まるものではありません。独自のアルゴリズムによって、複数の要素を総合的に評価して順位が決まり、継続的な情報更新や口コミへの対応が評価される仕組みになっています。
ランキング順位に影響する主な要素
ランキングに影響を与えるのは、口コミの数や新しさ、評価点、返信状況などです。特に近年は、口コミへの返信対応が重視される傾向があります。ページ運営に対する真摯な姿勢がランキングにも反映されやすくなっているため、たとえマイナスな口コミであっても適切に返信することが大切です。
トリップアドバイザーの無料・有料プランを紹介
トリップアドバイザーには、無料プランと露出を高めるための有料プランがあります。必要に応じて使い分けましょう。
基本機能は無料で利用可能
トリップアドバイザーでは、施設ページの作成や基本情報の掲載、口コミへの対応などの機能は無料です。まずは無料で運営を開始し、口コミ数を積み上げるのが一般的です。
有料プラン① セルフサービス広告
セルフサービスは、トリップアドバイザー内の検索結果に自店舗を表示できる広告プランです。特定の利用者やエリアに合わせて広告をカスタマイズできるため、期間に絞って露出を強化したい時に有効です。短期的な集客を狙う場合の選択肢として検討すると良いでしょう。
有料プラン② プレミアムプラン
プレミアムプランでは、問い合わせ導線を強化できるのが特徴です。クリック可能な連絡先のリンクをプロフィールに設定することで、ユーザーがすぐにお店へ連絡できるようになります。
また、高評価の口コミや見栄えの良い写真を選択し、見込み客に積極的に表示することも可能です。すでに一定数の口コミや評価が蓄積され、比較検討フェーズに入ったユーザーを確実に取り込みたい店舗に向いているプランといえます。
トリップアドバイザーを集客に活用するメリット・デメリットを解説
トリップアドバイザーによる集客は、たくさんのメリットがある一方で、デメリットもあります。
メリット|インバウンド集客に強い特徴
まずはトリップアドバイザー集客のメリットを確認しましょう。
SNSより「来店意欲が高いユーザー」が多い
トリップアドバイザーで情報を検索するユーザーは、すでに旅行先や滞在するエリアをある程度決めたうえで、具体的に「どこを観光するか」「どこへ行くか」を検討している段階です。
そのため、施設ページを見てそのまま来店する確率が高く、特に飲食店や宿泊施設、観光スポット側にとっては、行動意欲のあるユーザーにアプローチできる点が大きな強みになります。
無料で集客導線を作れる
トリップアドバイザーの魅力のひとつが、基本機能を無料で利用できる点です。広告費をかけずに施設ページを作成し、写真や基本情報を掲載した後は、口コミが積み上がっていくことで、誰でも集客導線を構築できます。広告予算に限りがある中小規模の事業者にとっては、初期コストを抑えながらインバウンド集客に取り組める点が大きなメリットになるでしょう。
デメリット|運用前に知っておきたい注意点
続いて、トリップアドバイザーを活用した集客におけるデメリットをお伝えします。
ネガティブ評価が可視化される
トリップアドバイザーは、良い口コミだけでなく、ネガティブな評価や厳しい意見もすべて公開される仕組みです。低評価がつくことで「集客に悪影響が出るのでは」と不安に感じる人もいるかもしれませんが、大切なのは評価そのものよりも「その後の対応」です。誠実かつ丁寧に返信をすることで、他のユーザーに対して真摯な姿勢や改善意欲を伝えることができます。
即効性が高くない
トリップアドバイザーを活用した集客は、短期間で成果が出る施策とはいえません。ランキングの順位やユーザーからの信頼は、口コミの数や質、継続的な運用によって徐々に積み重なっていきます。
「すぐに集客数を伸ばしたい」という短期的な目的には向いていませんが、時間をかけて運用することで、将来的に安定した基盤を築ける点はトリップアドバイザーならではの特徴といえるでしょう。
即効性のあるリスティング広告やSNS広告の施策と併用しながら、中長期視点でトリップアドバイザーのページを育てていきましょう。当ブログでは、海外市場をターゲットにしたリスティング広告やインバウンド向け広告の運用法など、広告運用のコツについても解説しています。
【3ステップ】トリップアドバイザーの登録方法
トリップアドバイザーはシンプルな操作でわかりやすく、簡単な設定ですぐに登録可能です。ここでは、登録方法をわかりやすく説明します。
登録ステップ① 施設ページを作成する

まずは、施設が登録されているかどうかを調べます。旅行客によってすでに登録させている場合は、そこからオーナー登録手続きへ進みます。

該当する施設が見つからない場合は、トリップアドバイザー公式サイトから「施設を掲載する」メニューを開き、施設の情報入力やカテゴリー設定を行います。
登録ステップ② オーナー認証を済ませる
施設が登録されていることを確認した後は、「オーナーとして登録する」画面からオーナー認証に進みましょう。手続きが完了すると、口コミへの返信や施設情報の編集ができるようになります。身分証明書または電話を利用して本人確認手続きを行うのが一般的です。
登録ステップ③ 初期設定を行う
公式写真の追加やメニュー情報などを充実させます。ユーザー目線で知りたい情報をあらかじめ記載しておくことで、来店するかどうかの判断に直結します。
トリップアドバイザーの「口コミ返信」は集客効果を左右する重要ポイント
トリップアドバイザーのユーザーへの返信は、集客力アップにおいて欠かせない重要な要素です。ここでは、その理由や正しい対応方法を解説します。
口コミ返信が重要な理由
トリップアドバイザーにおける口コミへの返信は、単なるマナーだけではなく、集客効果に直結するポイントです。施設側の返信は口コミ投稿者本人だけでなく、来店を検討している多くの閲覧ユーザーにも表示されます。そのため、多くに人から「この店舗はきちんと顧客と向き合っているか」「トラブル時の対応は誠実か」などの姿勢が判断されるのです。
オーナーが積極的に返信している施設は、アルゴリズム的にも評価されやすいのも特徴です。
良い口コミへの返信ポイント
良い口コミに対する返信では、「ありがとうございます」だけでなく、評価してもらえた点に触れながら、具体的に感謝を伝えましょう。
「次回は○○のメニューもおすすめです」「季節限定のサービスもございます」などの一言を添えることで、再訪したいと思ってもらえる確率が高まります。定型文を使い回さず、それぞれの口コミに合わせた返信にすることで人間味が生まれ、ファン形成と継続的な集客につながるでしょう。
悪い口コミへの正しい対応方法
悪い口コミに対して感情的になって反論したり、言い訳を並べたりするのは逆効果です。まずは不快な思いをさせてしまったことに対して謝意を示したうえで、事実確認や改善の方針を伝える姿勢が大切です。
口コミ投稿者だけでなく、第三者が読んでいることを常に意識して誠実で冷静な対応を心がけることが「信頼できる店舗」になるためにとても大切です。
トリップアドバイザー集客を成功させる3つの戦略

最後に、トリップアドバイザーを集客につなげるための実践的な戦略を紹介します。
① プロフィール情報を充実させる
トリップアドバイザーの集客では、プロフィール情報の充実度がユーザーの来店判断に大きく影響します。初めて見る海外ユーザーにもわかりやすいよう、店舗の特徴や強み、サービス内容を具体的に記載しましょう。
特に、対応可能な言語や支払い方法、ベジタリアンメニューの有無などは、訪日外国人が重視しやすいポイントです。
② 写真を積極的に使用する
トリップアドバイザーでは、写真も視覚的な判断材料として重要です。料理や内装、メニュー、スタッフの雰囲気などがわかる写真を掲載することで、ユーザーにとっての来店後のイメージを具体化できます。
ただし、写真がいつまでも更新されず古いままだと、実際の状態とギャップが生まれ機会損失やマイナス評価につながる恐れがあります。写真は定期的に更新し、ページ全体の鮮度を高めましょう。
③ Googleビジネスプロフィールやマップと連携させる
GoogleビジネスプロフィールやGooglemapと連携し、情報を統一させることで、さらに集客効果を高めることができます。海外ユーザーは複数のサービスを横断して情報収集することもあるため、各プロフィールの情報を揃え、ユーザーに一貫した印象を与えることが大切です。
まとめ
トリップアドバイザーは、SNSを活用したインバウンド集客において「来店意欲の高い旅行者」に効果的にアプローチできるプラットフォームです。仕組みやランキングのアルゴリズムを理解して情報の更新や口コミへの丁寧な対応を継続することで、集客資産になります。
SNSツールやSEO対策、Googleツールなど他の施策と組み合わせながら、戦略的に活用しましょう。
SNSの活用については、海外SNSマーケティングの完全攻略法やインバウンド向けSNS運営で成功するための言語選択ガイド、SEO対策についてはインバウンドSEOとローカライズのコツや海外向けSEO戦略ガイドなどの記事も参考にしてください。


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