今注目のアメリカのキャッシュレス決済サービス10選

近年、コロナ禍の影響もありキャッシュレス決済の普及が世界的に進んでおり、特にアメリカでは、Apple PayやPayPal、Cash Appなどの決済サービスが広く利用されています。これらのサービスは、利便性の向上だけではなく、セキュリティ対策やポイント還元など、様々な付加価値を提供しており、消費者の購買行動にも大きな影響を与えています。

海外市場に進出を考えている日本企業にとって、現地で利用されている決済手段を理解し、適切なサービスを導入することは、スムーズな取引や顧客獲得のカギとなるはずです。特にアメリカでは、クレジットカード決済が根強い一方で、モバイル決済アプリも増加しており、決済手段の多様化が進んでいます。本記事では、アメリカ市場で特に人気の高いキャッシュレス決済ブランド10選を紹介します。それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説しているのでぜひご覧ください。

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※2024年1〜12月statista調べ 利用回者が多い順

  1. Cash App
  2. PayPal
  3. Apple Pay
  4. Google Pay
  5. Chase Pay
  6. Samsung Pay
  7. Mastercard Click to Pay(Masterpass)
  8. BItpay
  9. Fitbit Pay
  10. Microsoft Pay/Microsoft Wallet

1. Cash App

出典:https://cash.app

利用率:57%

Cash AppはSquareによって提供されている決済アプリで、個人間送金、銀行口座への送金、オンライン決済、仮想通貨の取引などが可能です。若年層やデジタルネイティブ層の利用者が多いことが特徴です。他のCash Appユーザーに即座に送金でき、手数料も少ないです。また、Cash Appのデビットカードを使ってATMで現金を引き出すことが可能です。Cash Appには「Boost」という機能があり、提携した店舗での購入時に即時にディスカウントを受けられる仕組みが提供されています。このサービスを利用すると、リアルタイムで割引が適用され、ユーザーはお得に買い物をすることができます。しかし、アメリカ国内での利用は非常に多いですが、国際的には利用できる場所が限られています。

2. PayPal

出典:https://www.paypal.com

利用率:55%

PayPalは世界的に広く使われているオンライン決済サービスで、日本人の利用者も比較的多いサービスです。個人間送金からオンラインショッピングの支払いまで幅広い用途に対応しています。クレジットカードやデビットカードと簡単に連携でき、支払いもスムーズに行うことができます。世界中で利用できることがメリットの一つでもありますが、海外送金や受取時に手数料が発生することが多く、即時送金の場合は、かなり高い手数料がかかるというデメリットもあります。

3. Apple Pay

出典:https://www.apple.com/apple-pay/

利用率:54%

Apple PayはAppleが提供するモバイル決済サービスで、IPhone、AppleWatch、iPadなどで利用できます。店舗での支払いや、オンラインでの購入が簡単にできます。顔認証や指紋認証を使って支払いを行うため、セキュリティが高い点もポイントです。また他のApple Payユーザーに送金することも可能です。Apple Payは、iOS端末でなければ利用ができないので、Apple製品ユーザーに限定されたサービスになります。

4. Google Pay

出典:https://pay.google.com/about/

利用率:38%

Google PayはGoogleが提供するモバイル決済サービスで、Android端末やWear OSのスマートウォッチで利用できます。店舗での支払いやオンライン決済が可能です。また、Google Payを使って他のユーザーに送金することも可能です。Google Payには、トラッキング機能があり購入履歴や支出の管理も簡単にできます。主にAndroidデバイスで使用されるため、iOSユーザーは利用できないサービスとなっています。

5. Chase Pay

出典:https://www.chase.com/digital/digital-payments

利用率:12%

Chase Payは、JPMorgan Chase銀行が提供する決済アプリで、Chaseの顧客が利用できます。主に、店舗での支払いに使用されますが、近年ではオンライン決済にも対応しています。対応店舗でQRコードをスキャンして決済する方法で、日本のPayPayと似た支払い方法になっています。また、購入金額に応じてChaseのポイントが貯まる点も、他のサービスと差別化されています。しかし、Chase Payに対応していない店舗も多いため、限られた範囲の利用となります。

6. Samsung Pay

出典:https://www.samsung.com/us/support/owners/app/samsung-pay

利用率:12%

Samsung Payは、Samsungが提供するモバイル決済サービスで、Samsungデバイスで非接触決済が可能です。主にNFC(近距離無線通信)を使って支払う仕組みですが、MST(磁気ストライプ)にも対応しているため、従来のカードリーダーでも利用できます。多くの主要な銀行やクレジットカードが利用可能です。しかし、一部の国や地域では利用できないことがあり、全世界で対応しているわけではありません。また、Samsungデバイスのみ対応しているため、iPhoneやAndroid端末では利用できません。

7. Mastercard Click to Pay(Masterpass)

出典:https://www.mastercard.us/en-us/personal/ways-to-pay/click-to-pay.html

利用率:9%

Mastercard Click to Pay(Masterpass)は、Mastercardが提供するオンライン決済システムで、クレジットカード情報を事前に登録しておき、オンラインでの支払い時に簡単に利用できるサービスです。クレジットカードやデビットカード、銀行口座情報を保存しておくと支払い時にワンクリックで決済が可能です。主要なオンラインストアやサービスで使用でき、オンラインショッピングが便利になります。しかし、Mastercard Click to Payはオンライン決済システムになるので、実店舗の利用はできません。また、VISAやAmericanExpressなどの他のカードには対応していません。

8. Bitpay

出典:https://www.bitpay.com/

利用率:5%

Bitpayは、ビットコインやその他の仮想通貨を使った決済を可能にするプラットフォームです。店舗での支払いを仮想通貨を使って行うことができ、オンラインでも仮想通貨を使った支払いをサポートしています。通貨に関係なく、国際的に利用が可能です。またPayPalなどと連携もでき、Bitpayカードを利用することで、仮想通貨の残高を米ドルやその他の通貨に換算して支払うこともできます。仮想通貨を使わない人には利便性が低いサービスとなっています。仮想通貨は価格変動が激しく、支払い時の価値が不安定であるため、使う上で難しいと感じる人もいるかもしれません。

9. Fitbit Pay

出典:https://www.fitbit.com/sg/fitbit-pay

利用率:5%

Fitbit Payは、Fitbitが提供する決済機能で、Fitbitのスマートウォッチやフィットネストラッカーに掲載されています。ユーザーはスマートウォッチを使って、非接触決済を行うことが可能です。スマートウォッチで支払いが出来るので、ランニングやジムに行く際に、財布やスマホを持たなくても決済が可能です。しかし、他のモバイル決済アプリに比べ機能が限られており、主に支払い機能に特化したサービスです。

10. Microsoft Pay/Microsoft Wallet

出典:https://learn.microsoft.com/ja-jp/dynamics365/business-central/ui-extensions-microsoft-pay-payments

利用率:5%

Microsoft Pay/Microsoft Walletは、以前はMicrosoft Walletとして提供されていましたが、現在はMicrosoft Payに統合されました。主にWindows10やMicrosoftのプラットフォームで利用され、非接触決済をサポートします。また、Microsoftアカウントと連携して、オンライン決済や支払いに使用が可能です。WindowsデバイスやMicrosoftアカウントとシームレスに連携することができます。しかし、他のApple PayやGoogle Payなどに比べると対応店舗が少ないというデメリットもあります。

まとめ

アメリカ市場におけるキャッシュレス決済の普及は今後さらに加速すると予想されます。PayPalやApple Pay、Cash Appなど利用者が多く、信頼性の高い決済サービスは今後の企業の成長に不可欠なツールと言えます。これらのサービスを適切に活用することで、消費者との円滑な取引や顧客満足度の向上を実現することができます。海外マーケティングを成功させるためには、そういった決済サービスの特徴を理解し、適切なサービスを選定することが重要です。弊社IGNITEでは、決済サービスの選定だけではなく、Webサイト制作海外マーケティング戦略の支援もワンストップで行なっています。海外進出を成功に導くためのサポートを提供しておりますので、ぜひご相談ください。

この記事を監修した人
Erika S
コンテンツクリエイター
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