読書好きが選ぶ!アメリカのおすすめ電子書籍アプリ5選

スマートフォンやタブレットの普及により、読書スタイルは紙の本からデジタルへと大きく変化しました。特にアメリカでは、通勤中や就寝前、子どもの学習など、さまざまなシーンで電子書籍アプリの活用が進んでおり、用途に応じて選べる選択肢も豊富になっています。

本記事では、アメリカで実際に多くのユーザーに利用されている、信頼性・利便性の高い読書5つのアプリについて、ダウンロード数などをもとに厳選してご紹介します。それぞれ対応デバイスや機能、対象ユーザー(大人向け/子ども向け)などが異なり、自分に合った読書体験を見つけるヒントになるはずです。「効率的に本を読みたい」「公共図書館のリソースを活用したい」「子どもの読書習慣を育てたい」といった方に向けて、各アプリの特徴をわかりやすく解説しています。目的やライフスタイルに合わせて、自分にぴったりのアプリを見つけてみてください。

▼ランキング

  1. Kindle
  2. Libby
  3. Apple Books
  4. GooglePlay Books
  5. epic!

1. Kindle(キンドル)

出典:Amazon Kindle公式サイト

Kindleは、Amazonが提供する世界的に最も人気のある読書アプリの一つであり、電子書籍市場のパイオニア的存在です。スマートフォン(iOS/Android)、タブレット(iPad/Fireタブレットなど)、PC(Windows/Mac)に対応しており、クラウド同期によってどの端末でも読書の続きを楽しむことができます。アプリ自体は無料でダウンロード可能で、Amazonアカウントさえあれば、無料書籍やサンプル、購入済みの書籍などをすぐに読み始めることができます。月額制の「Kindle Unlimited」や「Prime Reading」を利用すれば、対象書籍を定額で読み放題に。

機能面では、文字サイズや背景色のカスタマイズ、ハイライトやメモ、検索、翻訳、辞書、Wikipediaとの連携、ページ同期など、読書に集中できる環境が整えられています。また、iOSやAndroidのアクセシビリティ機能を使えば、テキストの読み上げも可能で、視覚的な負担を軽減しながら読書ができます。外部ファイルを取り込める「Send to Kindle」機能も搭載されており、EPUBやPDFなどのドキュメントをKindleアプリに転送して読むことが可能。仕事の資料や語学教材などもアプリ内で一括管理できる点も魅力の一つです。Kindleは、読書体験を深めたい読書家や学習者、そして効率的に情報を取り入れたいビジネスパーソンにとって、最適な読書ツールと言えるでしょう。

2. Libby(リビー)

出典:Libby by OverDrive公式サイト

Libbyは、アメリカおよび他国の公共図書館と提携し、電子書籍やオーディオブックを無料で楽しめるアプリです。OverDrive社が提供しており、図書館の貸出システムと連動しているのが最大の特徴です。利用には各地域の公共図書館カードが必要で、カードを一枚持っていれば複数の図書館にアクセスすることも可能です。アプリを通じて、最新のベストセラーから古典文学、児童書、実用書まで幅広いジャンルの書籍が利用できます。人気タイトルは予約待ちになることもありますが、利用可能になれば自動で通知が届く仕組みも便利です。

読書体験を快適にするための機能も充実しており、スマートタグでお気に入りを管理したり、進捗バーで現在の読書状況を確認できます。オーディオブックには再生速度調整やスリープタイマー機能も搭載。外出先でも気軽に「耳読書」が可能です。

Libbyは広告を一切表示しないクリーンな設計で、読書に集中できる点も高く評価されています。一度に最大10冊まで借りることができ、貸出期間は通常3週間。期限内に読了できない場合は延長申請も可能です。デメリットとしては、専用デスクトップアプリが存在せず、ブラウザ経由の利用になる点や、人気作は順番待ちになる場合があることが挙げられますが、コストをかけずに幅広い書籍にアクセスできる利便性は大きな魅力です。公共サービスを活用した、まさに現代的でサステナブルな読書体験を提供するアプリといえるでしょう。

3. Apple Books(アップルブックス)

出典:Apple Books公式サイト

Apple Books(旧iBooks)は、Appleが提供する電子書籍アプリで、2010年にiPadとともに登場しました。現在ではiPhone、iPad、MacなどApple製品に標準搭載されており、EPUBやPDF形式の書籍・資料を快適に閲覧できます。Apple製アプリならではの洗練されたデザインと直感的な操作性が魅力で、iCloud経由で複数端末間の読書進捗もシームレスに同期されます。

電子書籍リーダーとしての基本機能だけでなく、PDFビューアとしても優秀。メールなど他アプリとの連携も可能で、PCから送信したPDFファイルを保存・閲覧・注釈することができるため、ビジネスや学習用途にも最適です。

教科書市場への参入も早く、iBooks Authorを使えば誰でもインタラクティブな教材や書籍を制作することができます。書籍の読みやすさにも配慮されており、文字サイズやフォント変更、縦書き・横書き切り替え、辞書・Web検索機能、ハイライト、ブックマークなど豊富なオプションが用意されています。特にiPadの高解像度ディスプレイでは、紙の本に近い読書体験が可能です。

Apple Booksストアでは、ベストセラーや専門書、マンガなど幅広いジャンルの書籍を購入可能。また、PDFやEPUBファイルもアプリに取り込んで閲覧できるため、Apple端末をフル活用した読書環境が整います。広告が一切表示されない点も、集中した読書を求めるユーザーにとって大きな利点です。Apple製品ユーザーであれば追加コストなしで利用でき、ビジュアル・機能性ともに完成度の高い読書体験を提供してくれるアプリです。

4. Google Play Books(グーグルプレイブックス)

出典:Google Play Books公式サイト

Googleが提供する電子書籍アプリGoogle Play ブックスは、Androidはもちろん、iOSやPCブラウザなど幅広いデバイスに対応しており、柔軟な読書体験を可能にします。購入済みの電子書籍やオーディオブックを、どの端末からでも同期して読むことができ、読書の途中でデバイスを変えても同じページから再開できるのが大きな魅力です。

対応フォーマットはEPUBとPDFで、Google Playで購入した本に加え、自身で所有しているファイルも最大1000冊までクラウドにアップロード可能。アップロードしたファイルはアプリやブラウザでいつでも閲覧可能で、Googleアカウントがあれば追加料金なしで利用できます。オーディオブック機能も搭載されており、再生位置の自動保存やバックグラウンド再生にも対応しており、通勤・通学中にも便利です。翻訳機能や単語検索機能も備えており、読書中に不明な語句を即座に調べたり、Google翻訳を活用して文章全体を翻訳することもできます。これにより、語学学習や専門書の読解にも有用です。

また、EPUB・PDF形式のファイルをGoogleドライブ経由でアップロードし、クラウドベースで書籍を管理できる点は、他のアプリにはない利便性と言えるでしょう。一方で、Adobe DRM対応書籍の閲覧には専用ソフト「Adobe Digital Editions」やACSMファイルの使用が必要であり、この点は初心者にはややハードルが高く、PDF表示に関しても互換性の問題やレイアウト崩れが報告されています。それでも、Google Play ブックスはクラウドとの高い親和性やデバイス間同期、アップロード可能な書籍の柔軟な管理などにより、非常に多機能でパーソナライズされた読書環境を求めるユーザーにとって最適なアプリです。

5. Epic!

出典:epic!公式サイト

epic! は、アメリカで誕生した3歳から12歳向けの児童用デジタル読書アプリです。5万冊以上の絵本、児童書、学習書、オーディオブック、教育動画などを収録し、子どもたちが興味や関心に応じて自由に読み進められるプラットフォームとして人気を集めています。

epic! の最大の魅力は、読書を「遊び」のように楽しめる仕組みです。読書の進捗に応じてバッジやポイントが付与されるゲーミフィケーション要素や、AIによる本のおすすめ機能、直感的なナビゲーション設計など、子どもたちが自発的に本と親しめるよう工夫されています。また、保護者や教師用のダッシュボードも備えており、どの本をどれくらい読んだか、ジャンルの傾向、読解力の進捗などを簡単に把握できます。

学校向けには完全無料で提供されており、すでにアメリカ国内の数千の小学校で活用。一方、家庭版は有料(月額11.99ドルまたは年額79.99ドル)で、全機能を無制限に使うことができます。対応デバイスは幅広く、iOS、Android、Chromebook、PCブラウザなど複数の端末で利用可能。オンライン・オフライン問わず読書ができるため、通学中や旅行先でも継続的に活用できます。

英語だけでなく、スペイン語、フランス語、中国語など多言語の書籍も取りそろえており、バイリンガル教育にも最適です。“子ども向けのNetflix”と評されるepic! は、家庭でも教育現場でも役立つ、現代の子どもたちにぴったりの読書習慣形成ツールと言えるでしょう。

まとめ

グローバル化とデジタル化が進む現代において、読書スタイルも多様化しています。今回ご紹介したアメリカで人気の読書アプリ5選は、それぞれが独自の機能や強みを持ち、読書体験をよりパーソナルで快適なものに進化させています。KindleやLibbyのように幅広い書籍を手軽に楽しめるサービスから、epic!のように子どもの学習をサポートする教育特化型アプリまで、ユーザーのライフスタイルや目的に合わせて最適なツールを選ぶことが可能です。どのアプリも、利便性・コストパフォーマンス・アクセシビリティといった点で高い評価を得ており、日常的に読書を取り入れるうえで非常に有効な手段となっています。

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この記事を監修した人
Erika S
コンテンツクリエイター
日本のサブカルチャーのローカライズを得意とするJA/ENバイリンガル・コンテンツクリエイター。
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