アメリカでイケてる若者が履いてるスニーカーはコレ!人気スニーカーブランド5選

近年、スニーカーはただの「履きやすい靴」ではなく、自己表現やライフスタイルを象徴する重要なファッションアイテムとなっています。アメリカでは、Z世代を中心とした若者たちの間で、スニーカーブランドへの関心が高まり続けており、「どのブランドを履いているか」が個性や価値観を語る手段になっているほど。SNSの普及やストリートカルチャーの再評価により、限定コラボモデルやレトロリバイバル、サステナブル素材など、スニーカーのトレンドも多様化しています。今、アメリカの若者たちはどのブランドを選び、どんな価値を重視しているのでしょうか?
本記事では、アメリカ現地での人気・売上・SNSでの言及数・コラボ展開などを複合的に分析し、2025年現在、アメリカの若者に最も支持されているスニーカーブランドをTOP5形式でご紹介します。流行だけでなく、それぞれのブランドの世界観や若者からの支持を集める理由にも迫りながら、"今"のリアルなスニーカートレンドを一緒に探っていきましょう。
▼ランキング
※2025年5月14日時点
- Nike
- Adidas
- New Balance
- Converse
- Veja
1. Nike

出典:Nike公式サイト
圧倒的ブランド力とトレンド性を持つNikeは、アメリカの若者にとってもはや“ただのスポーツブランド”ではありません。スニーカーはもちろん、アパレル、カルチャー、自己表現のすべてにおいて影響力を持つ、ストリートのアイコン的存在です。ジョーダンシリーズやダンク、エアフォース1、エアマックスなど、時代ごとのヒット作が数多くあり、特にZ世代の間では限定モデルやコラボスニーカーを求めて抽選に参加するのが日常化しています。
Nikeが若者から圧倒的に支持される理由は、その“時代に合わせた進化力”にあります。人気ラッパーやデザイナー、インフルエンサーとのコラボ展開が活発で、Travis ScottやOff-Whiteとの限定モデルは瞬く間に完売。これらのスニーカーは、履くことでファッション性だけでなく「カルチャーの一部であること」を示せる存在として認識されています。
さらに、Nikeは近年サステナビリティへの取り組みも強化しており、環境に配慮した「Nike Move to Zero」プロジェクトなどが若者の共感を集めています。機能性・デザイン・話題性・社会的意義、そのすべてを兼ね備えたブランドとして、Nikeは今もなお“トップ・オブ・トップ”の地位を揺るがすことなく維持しています。まさに、アメリカの若者にとって「Nikeを履くこと」は、スタイルを語る強力なメッセージとなっているのです。
2. Adidas

出典:Adidas公式サイト
Nikeに次ぐ人気を誇るのが、ドイツ発のスポーツブランドAdidas。アメリカでもその人気は根強く、特に近年はクラシックモデルの再ブームとともに、Z世代の間で再評価が進んでいます。中でも注目されているのが「Samba(サンバ)」や「Stan Smith(スタンスミス)」といった定番のローテクスニーカー。ファッションインフルエンサーやセレブがこぞって着用したことで、ストリートファッションに敏感な若者たちの間でも一気に火が付きました。
Adidasの強みは、その“ストリート感”と“クリーンさ”を兼ね備えたデザイン。モノトーンでミニマルなシルエットは、どんなコーディネートにも合わせやすく、性別や年齢を問わず取り入れやすい点が支持を集めています。さらに、Kanye West(現Ye)とのコラボで生まれた「YEEZY」シリーズは、ハイプカルチャーの象徴として若者の憧れの的に。現在は契約終了となっていますが、その影響力は今もなお続いています。
また、Adidasもサステナビリティに注力しており、プラスチック廃棄物の削減やリサイクル素材の活用など、環境への取り組みも積極的。社会的意識の高い若者たちにとって、共感できるブランドとしての地位を確立しています。機能性・ファッション性・環境配慮。この3つを絶妙に融合させたAdidasは、今後も長くZ世代の“定番”であり続けることでしょう。
3. New Balance

出典:New Balance公式サイト
一昔前までは「中高年向けの靴」というイメージが強かったNew Balance。しかし今、アメリカの若者の間でその“ダサかわいい”ルックが逆に新鮮だと人気を集めています。とくにY2Kやノームコアといった90〜00年代のスタイルがリバイバルしている今、クラシックな雰囲気と抜け感のあるデザインがストリートシーンで再注目されているのです。
中でも、990シリーズや2002R、550などはアイコニックな存在。グレーを基調とした無骨なデザインや厚めのソールは、スラックスやワイドデニムと相性が良く、コーディネートに“抜け感”や“こなれ感”を加えてくれます。加えて、足へのフィット感とクッション性の高さにも定評があり、「一度履いたらやめられない」とファンが語るほど。その履き心地の良さも、日常的に履くスニーカーとしての人気を支える大きな要因です。
さらにNew Balanceは、トレンド感を取り入れたコラボ展開でも若者からの支持を拡大中。Aimé Leon Dore(エメレオンドレ)やJoe Freshgoods、Teddy Santisなど、注目ブランドやデザイナーとの限定コラボは即完売することも多く、Z世代のマストチェックブランドのひとつとなっています。機能性だけでなく、ファッション性、レトロな遊び心、そして洗練されたダッド感。New Balanceは、今や“古くて新しい”スニーカーとして、若者のワードローブに欠かせない存在となっています。
4. Converse

出典:Converse公式サイト
コンバースといえば、アメリカでは誰もが一度は履いたことがあると言われるほど、ストリートカルチャーに深く根ざしたブランドです。特に「Chuck Taylor All Star(チャックテイラー)」は、90年以上にわたって愛され続けるロングセラーであり、Z世代の間でもその人気は衰える気配がありません。
その理由は、どこかレトロでミニマルなデザインにあります。厚底でもなく、ハイテクでもない、潔くシンプルなフォルムは、どんなファッションにもスッと馴染み、むしろスタイル全体を引き立てるような“余白”を与えてくれます。Tシャツとジーンズのカジュアルから、Y2Kテイストのコーデ、さらにはスカートやスラックスといったキレイめな装いまで、幅広く対応できる汎用性の高さが魅力です。また、コンバースは自分らしさを表現するための「キャンバス」としても注目されています。豊富なカラー展開や素材のバリエーション、さらにはアーティストやブランドとのコラボモデルも多く、スニーカーで個性を発信したいという若者たちにとって、選択肢の広さは大きな魅力。カスタムして自分だけの1足を楽しむ人も少なくありません。
さらに、他の人気ブランドと比べて価格が比較的手ごろなのもポイント。トレンドに敏感でありながら、気軽に日常使いできるアイテムとして、学生から若手社会人まで幅広い層に親しまれています。コンバースは、単なるローテクスニーカーではなく、“ファッションの自由”を象徴する存在。固定観念にとらわれず、自分の感性を大切にするZ世代のスピリットと、見事にリンクしているのです。
5. Veja

出典:Veja公式サイト
近年、Z世代の価値観の中で急速に存在感を高めているのが、フランス発のスニーカーブランド「Veja(ヴェジャ)」です。生産拠点は南米・ブラジルながら、アメリカでも着実にファンを増やしており、特に環境意識の高い若者の間では「おしゃれでサステナブルなスニーカー」として圧倒的な支持を集めています。
Vejaの最大の特徴は、その徹底したエシカル・サステナブル主義です。素材にはオーガニックコットンやアマゾン原産の天然ゴム、再生ポリエステルなどを使用し、すべてフェアトレードで調達。労働環境や環境負荷に配慮した生産背景は、SNSや口コミを通じて共感を呼び、ファッションの選択を通じて社会的メッセージを発信したい若者たちにとって、魅力的な選択肢となっています。デザインもまた、Vejaが人気の理由のひとつです。シンプルかつ洗練されたフォルムに、サイドの「V」ロゴがアクセントとなり、スカンジナビアンミニマルやノームコアスタイルとも相性抜群。派手さはないものの、その“控えめでスマート”な存在感が、かえってスタイル全体を洗練させてくれます。
アメリカでは、セレブリティやインフルエンサーたちの愛用も多く、メーガン妃やエマ・ワトソン、エミリー・ラタコウスキーらが日常使いしている姿が話題に。それをきっかけに、Z世代にも一気に認知が広がり、“共感消費”を体現するブランドとして定着してきています。「安いから買う」ではなく、「ブランドの理念に共鳴して選ぶ」。そんな価値観の転換が進む今、Vejaは単なるファッションアイテムではなく、生き方を映し出すスニーカーとして支持を集めています。
まとめ
アメリカの若者たちにとって、スニーカーは単なる履物ではなく、自分の価値観やライフスタイルを表現する手段として進化しています。定番のNikeやAdidasは、スポーツとストリートの融合によって不動の人気を誇りながら、New BalanceやConverseはクラシックで洗練されたムードを提供。そしてVejaのようなサステナブル志向のブランドも、時代のニーズに応える形で存在感を強めています。このランキングを通して見えてくるのは、「機能性・デザイン・ブランド理念」それぞれに共感するポイントを見つけ、自分らしい一足を選び取る姿です。 スニーカー選びは、今やファッションを超えて“パーソナリティの一部”とも言えるのかもしれません。あなたも次の一足を選ぶときには、履き心地だけでなく、そのスニーカーが持つ“背景”にも目を向けてみてはいかがでしょうか?もし、海外をターゲットしたビジネスをお考えなら、IGNITEにご相談ください。海外マーケティングに特化したプロフェッショナル・チームが、市場調査はもちろん、翻訳・ローカライズ、コンテンツ制作、海外向け広告運用など、総括的なサービスをお届け。日本企業の海外進出を後押しする専門会社として、多角的なサポートをさせていただきます。
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