実際の事例から学ぶ!インバウンド観光を成功・促進させる方法

本格的に各国で海外旅行が解禁になった2023年以降、日本でもインバウンド観光による影響は大きく、利益向上をはじめとし、今後もその勢いは継続すると言われています。そんなインバウンドによる効果ですが、どのような対策をすれば、成功するのでしょうか?今回こちらの記事では実際の事例を参考に、インバウンド観光を成功させる方法をお伝えします。

インバウンド観光がなぜそんなに注目されているのか?

日本は世界中から注目されている国の一つで、多くの人々が訪れたい国トップ3に挙げています。その理由としては、まずアニメやアーティストなどのポップカルチャーが世界的に人気を博していることが理由として挙げられます。例えば、日本のアニメは全世界で人気が高く、ジブリ映画なども多くの方に愛されています。また、任天堂を筆頭に日本のゲーム文化も評価されており、最近では日本の歌手も続々と海外進出を成功させています。

そして、その他の理由として、日本独自の歴史や文化に関心が寄せられており、その名残が今も息づいている街が多く存在するということも要因のひとつとなっています。そのため、京都は訪日観光客に非常に人気があると言えるでしょう。これらの要素が融合し、日本へのインバウンド観光をより加速させています。

2024年には政府が設定した目標である過去最高の訪問者数を超え、2026年には4000万人、2030年には5000万人の訪問者の訪日を予想しています。


参考元:https://www.nri.com/jp/knowledge/blog/lst/2023/fis/kiuchi/0221_2

インバウンド観光を成功させるポイントについて

ではインバウンド観光による効果を最大化させ、成功させるにはどうすれば良いのでしょうか。重要なポイントについて解説します。

的確なターゲット設定

まず一点目にお伝えしたい成功の鍵は、狙うべきターゲット層を明確に定めることにあります。全ての観光地が全ての人にとって魅力的であるわけではないため、特にマニアックなスポットや地方の魅力を伝えたい場合、詳細なターゲット設定が重要となります。例えば、京都であれば、すでに多くの方が興味を持っている観光地なので、非常に細かいターゲット設定は必須ではありません。しかし、都心から離れた地方などでインバウンド観光に対する対策を行う場合、詳細なターゲット設定は必ず必要です。

例えば、宮崎で宮崎牛をアピールポイントにして、訪日観光客に訪れてもらいたい場合、インド人やネパール人の方はターゲットとして適していないと言えます。なぜなら、インドやネパールは、多くの方がヒンドゥー教を信仰しており、肉を食すること、特に牛は、彼らにとって神聖な動物とされており、牛肉を食べることは禁忌であるためです。

このように、比較的マニアックな地域でインバウンド観光を最大化する際に、ターゲット設定を正しく行わなければ、集客は見込めず、企画した対策も無駄になってしまう可能性もあります。インバウンド観光を成功させたいのであれば、まずは適切なターゲット設定を行うことがポイントとなることを覚えておきましょう。

効果的な戦略起案

効果的にアプローチするためには、ターゲットを設定した上で、戦略的な計画が必要となります。この戦略起案には、紙媒体での広告、看板広告、また、ウェブマーケティングの運用やリスティング広告、インフルエンサーマーケティングなど、さまざまな手法を活用したアプローチが含まれます。まずはターゲットや目標を明白にし、その後案件に合った適切な手段を選択することが重要です。また、どのくらいの期間、どのくらいのスパンで実施するか、なども詳細に決めておく方が良いでしょう。

さらに、ターゲットの関心を引きつけ、行動を促すために特別オファーやプロモーション(2点以上の購入で〇〇%オフなど)の提供を組み込むことで、さらに効果的な戦略となります。

参考元:https://otakumode.com/shop/?_fsi=ybt8zgup

▼訪日外国人向けのインバウンド広告を運用する際のコツについてもっと知りたい、という方は以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-advertising-for-foreign-visitors

多言語サポートの強化

ターゲットに合わせた言語でのコミュニケーションは、観光客が理解しやすいだけでなく、双方の言語の違いによる、誤解やトラブルも回避することができます。例えば、飲食店の場合、ターゲットとする国の言語を中心に、メニューやディスプレイの表示なども、翻訳する必要があります。

参考元:https://m-milestone.co.jp/staffblog/1234/

また、ウェブサイトやSNSを運用する場合、複数言語で提供することで、情報のアクセシビリティを高め、潜在的な訪問者とのコネクション強化にも繋がります。翻訳する際は、可能であれば、ネイティブスピーカーによるチェックを行うことでより自然な文章になります。

多国籍の文化や習慣への理解

異なる文化や習慣に対する理解は、インバウンド観光客に対して敬意を表し、彼らが快適に過ごせるようにするために重要です。例えば、同じ英語でもイギリスとアメリカでは、使う表現や単語も異なる場合があります。アメリカの異なる地域で話される英語の違いを理解することは、よりパーソナライズされたサービスを提供する上で役立ちます。国籍により、文化や慣習は日本とは異なることが多いため、ターゲットについて理解する努力が必要です。

デジタルマーケティングの活用

現代では、スマートフォンやインターネットの普及が著しいため、デジタルマーケティングの活用は必要不可欠です。例えば、ウェブ広告、SNS運用、ウェブサイト開設など、自身の目的に応じて、運用すべきプラットフォームを検討してください。

また広告はできる限り運用することがおすすめです。ウェブ広告は、どの地域でどの年齢層に合わせて出すかなど、ターゲティングすることが可能なので、上手く活用することでインバウンド観光の効果を最大化できる可能性が高いと言えます。予算の都合などで、広告運用できない場合は、ブログ記事やSNS投稿などを量産し、情報発信し続けることがポイントです。

地域特有の体験の提供

大阪、東京、京都など、各地域には独自の文化や伝統があります。これらの地域でしか体験できない独特のアクティビティやイベントを提供することで、訪問者にとって記憶に残る旅の一部となります。地元の食文化を体験するツアーや伝統的な工芸品を作るワークショップなど、地域の魅力を前面に出した体験は、観光客にとってニーズが高いため、積極的に取り組むと良いでしょう。

参考元:https://www.getyourguide.com/kyoto-l96826/tokyo-traditional-townhouse-lunch-kimono-tea-ceremony

▼インバウンド観光の効果をさらに最大化するポイントをもっと知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-inbound-tourist-effect

▼インバウンド観光が直面する課題やその対策について知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/inbound-issues

インバウンド観光を成功させた事例紹介

1. 岐阜県高山市

参考元:https://www.hidatakayama.or.jp/

岐阜県高山市は、訪日観光客に人気のある地域のひとつです。2011年以降、高山市への訪日観光客数は増加傾向で、2019年には外国人の宿泊者数は初めて60万人を突破しました。しかし、コロナ禍に入り、その勢いは失速していまいました。そこで、パンデミックが終息に向かいつつある今、高山市が取り組んでいるインバウンド施策が3つあります。第1に、「Dreamingアクション」として、動画やSNSを通じて高山市の魅力を世界に発信。第2に、「Welcomingアクション」により、感染防止対策を施した安全な観光環境の整備。最後に、「Planningアクション」で、JNTOのオンライン商談会を利用したPR活動を展開し、インバウンド対策を強化しています。その結果、2023年の4月時点で、観光客数は約124万で、2022年の同時期と比較し、約53万の増加がみられた。

2. 舞妓変身スタジオ四季

参考元:http://www.maiko-henshin.com/en/

京都の「舞妓変身スタジオ四季」は、観光客に人気のある舞妓体験を提供しており、公式Instagramを効果的に使って大きな成功を達成しています。基本的には英語で情報を発信していますが、「#kyoto」「#maiko」「#japan_trip」「#discoverjapan」といった英語のハッシュタグを積極的に使用することで、日本を訪れる外国人観光客にも魅力を伝えています。これにより、英語での反響も多く見られます。

公式サイトへのリンクを通じて英語や中国語の選択が可能です。外国人専用のSNSアカウントを運用することにはハードルを感じるかもしれませんが、ハッシュタグを上手く使うことで、気軽に始められる利点があると言えるでしょう。

3.ドン・キホーテ

参考元:https://digjapan.travel/blog/id=10493

ドン・キホーテがインバウンド観光で成功を収めたのは、多言語対応、充実した免税サービス、幅広い商品の取り揃え、位置情報に基づく情報提供、外国人観光客をターゲットにしたマーケティング戦略、そして顧客体験の向上に注力した結果です。代表的な例が、店内の多言語対応したポップの掲示です。様々な言語に翻訳することで、訪日観光客にとって理解しやすく、購買意欲の向上にも繋がります。これらの戦略により、訪日外国人観光客にとって魅力的なショッピングスポットとなり、高い支持を獲得しています。

まとめ:インバウンド観光で成功したいならまずは要点を理解しましょう

インバウンド観光で成功するためには、ターゲット設定や戦略起案などをしっかり行うことが必要不可欠です。そのためには、ターゲット理解や市場リサーチを行ったうえで進めましょう。どのように進めていけば良いかわからない、ターゲットをどのように決めればよいか迷っている、戦略の立て方がわからず困っている、というような場合は、専門家に相談することも一つの打開策です。まずは、インバウンド施策を行う上で重要となるポイントについて理解しましょう。

▼インバウンド観光に関するコンサルティングを検討している方は、以下の記事も一度ご覧ください。

https://igni7e.jp/blog/consulting-on-inbound-tourism

この記事を監修した人
Daisuke K
マーケター、CMO
2021年にCMOとしてIGNITEのへの参加を果たした。以前からマーケティング業界での勤務経験を有し、IGNITEでは海外市場向けのマーケティング戦略を展開している。あらゆる国や地域からの、BtoB、BtoC案件を総監し、海外進出を検討する日本国内の企業から、日本への参入を希望する海外企業までのサポートを行っている。
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