アメリカでは近年、ホームセキュリティガジェットの需要が急速に拡大しています。背景には、スマートホームの普及、在宅ワークの増加、オンラインショッピングによる「置き配トラブル」対策、そして“自宅の安全をテクノロジーで守りたい”という意識の高まりがあります。
近年は、AI監視、クラウド録画、自動追跡、遠隔操作、防犯アラートなどの技術が一気に進化し、個人住宅でも導入しやすい高機能ガジェットが続々と登場。従来の防犯カメラの枠を超え、スマートロック、モーションセンサー、インターホン、AI識別システムなど、多層的なセキュリティが一般家庭に拡大。
今回ご紹介するのは、アメリカ家庭で特に導入が進んでいる人気セキュリティガジェットの中から、使いやすさ・安全性・機能性・スマートホーム連携の観点で厳選した7つのガジェッド。初めてホームセキュリティを導入する方はもちろん、すでに利用中の方でも“次に追加したい家電”が見つかるはずです。
▼アメリカのホームセキュリティガジェットTOP7
（市場のトレンドをもとに）
- Ring Video Doorbell（リング・ビデオドアベル）
- Google Nest Cam（グーグル・ネストカム）
- Arlo Pro 5（アーロ・プロ5）
- SimpliSafe Smart Lock（シンプリセーフ・スマートロック）
- Blink Outdoor 4（ブリンク・アウトドア4）
- Wyze Cam v4（ワイズカムV4）
- Eufy Security Smart Floodlight Cam（ユーフィー・スマートフラッドライトカム）
1. Ring Video Doorbell（リング・ビデオドアベル）
Ring Video Doorbellは、アメリカのスマートホーム市場で圧倒的なシェアを誇る“スマートドアベルの代名詞”ともいえる存在です。訪問者の顔を高画質で録画できるだけでなく、AIが人物・動物・車両を識別し、必要な通知だけをスマホへ送信できる点が人気の理由。
さらに、アプリからリアルタイムで通話できるため、外出中でも来客対応や荷物の受け取りがスムーズ。広角レンズにより玄関周辺を広くカバーでき、夜間撮影にも強い高性能ナイトビジョンも搭載しています。
また、アマゾンのAlexaと連携すると“訪問者が来たらEchoが知らせてくれる”など、スマートホームの中心的デバイスとして機能するのも魅力。導入が簡単でコストパフォーマンスも高く、アメリカの一般家庭から集合住宅まで幅広い層で選ばれている定番の防犯ガジェットです。
2. Google Nest Cam（グーグル・ネストカム）
Google Nest Camは、高精細な画質とAI解析機能を武器に「スマートカメラの最高峰」と評価されているセキュリティカメラです。人物・車両・動物を自動識別し、必要なときだけ通知を送るため、誤通知が少なくストレスのない運用が可能。録画映像はクラウドとローカルの両方に保存でき、停電時でも録画を継続できるバッテリー内蔵モデルが人気を集めています。
さらにGoogle Homeアプリで家全体のデバイスを一元管理でき、他のNest製品と組み合わせれば自宅全体のセキュリティを統合的に強化することも可能。マイクとスピーカーを搭載し、家の外にいる相手と会話もできるため、不審者の追い払いにも有効です。洗練されたデザインと高い信頼性から、アメリカのファミリー層・テック愛好家・スマートホームユーザーから幅広い支持を獲得しています。
3. Arlo Pro 5（アーロ・プロ5）
Arlo Pro 5は、プロレベルの防犯性能を家庭に導入したいユーザーから高評価を得ているハイエンドAI監視カメラです。2Kの高解像度録画と120度広角レンズにより、広い範囲を鮮明にモニタリングでき、夜間でもカラー撮影が可能な「カラー・ナイトビジョン」を搭載。AIが人物や動きの特徴を高精度に解析し、必要な警告だけを送信するため、玄関・庭・ガレージなど複数箇所の監視に向いています。
さらに、屋外対応の強力な耐候性と、長期間使用できる大容量バッテリーも魅力。月額プランに加入すればクラウド録画や高度なAI分析が利用でき、より強固なセキュリティ環境を構築できます。デザイン性も高く、設置も簡単。アメリカでは“自宅の防犯をワンランク上げたい人”に選ばれる最強クラスのセキュリティカメラとして知られています。
4. SimpliSafe Smart Lock（シンプリセーフ・スマートロック）
出典：SimpliSafe Smart Lock の公式サイト
SimpliSafe Smart Lock は、SimpliSafe のホームセキュリティシステムと連携して使用する スマートロック（電子錠） です。玄関ドアの施錠・解錠をスマートフォンアプリ、専用のキーパッド、キーフォブから操作でき、物理キーに依存しないスマートな鍵管理を実現。外出先からでも施錠状態を確認できるため、鍵の閉め忘れ防止や防犯意識の向上に役立ちます。
また、誰がいつドアを解錠したかといった アクセス履歴を確認できる機能 も備えており、家族の帰宅確認や短期滞在者の出入り管理にも便利です。既存のデッドボルト錠に取り付け可能な設計のため、ドア本体を交換する必要がなく、DIYで導入しやすい点も評価されています。なお、本製品はスマートロックであり、カメラによる映像録画、ナイトビジョン、双方向通話などの機能は搭載していません。
5. Blink Outdoor 4（ブリンク・アウトドア4）
Blink Outdoor 4 は、Amazon 傘下の Blink が提供する 屋外用バッテリー駆動セキュリティカメラ です。1080p HDの映像品質と広角レンズを備え、玄関先や庭、ガレージ周辺など屋外エリアを常時監視できます。最大の特徴は、省電力設計による 長寿命バッテリー で、単三リチウム電池2本で最大約2年間使用可能とされており、頻繁な電池交換の手間を軽減します。
動体検知機能により、人の動きを検知するとスマートフォンへ通知を送信し、アプリからライブ映像の確認や双方向音声による会話も可能です。耐候性にも優れており、雨や雪などの屋外環境でも安定して使用できます。本製品は単体カメラとしての利用が基本で、複数センサーや警報機を組み合わせた総合セキュリティシステムではありませんが、必要に応じてクラウド録画サービスを追加することができます。
6. Wyze Cam v4（ワイズカムV4）
Wyze Cam v4 は、コストパフォーマンスの高さで知られる Wyze ブランドの 最新世代セキュリティカメラ です。前モデルから画質や暗所性能が向上し、高精細な映像記録とカラー対応のナイトビジョンを実現しています。屋内・屋外の両方に設置可能で、玄関、リビング、ガレージなど幅広い場所の監視に対応します。AIを活用した人物検知機能により、不要な通知を減らし、必要なアラートのみをスマートフォンに送信できる点も特徴です。
ライブビューや録画映像は専用アプリから簡単に確認でき、双方向音声機能を使って離れた場所から相手に声をかけることも可能。シンプルな操作性と必要十分な機能構成により、複雑な設定をせずにすぐ使い始められる点も、多くのユーザーから支持されています。低価格で導入しやすく、初めて防犯カメラを設置するユーザーにも人気のモデルです。
7. Eufy Security Smart Floodlight Cam（ユーフィー・スマートフラッドライトカム）
出典：Eufy Security Smart Floodlight Cam の公式サイト
Eufy Security Smart Floodlight Cam は、高輝度フラッドライトと防犯カメラを一体化した屋外用有線セキュリティカメラ です。常時電源供給を前提とした設計のため、バッテリー交換の必要がなく、安定した運用が可能です。人の動きを検知すると強力なライトが自動点灯し、映像録画と同時に不審者への威嚇効果を発揮します。高解像度カメラにより昼夜を問わず鮮明な映像を記録でき、ナイトビジョンにも対応しています。
スマートフォンアプリからライブ映像の確認や双方向音声による会話が可能で、外出先からでも自宅周辺の状況を把握できます。耐候性にも優れており、雨や雪など過酷な屋外環境でも使用可能です。本製品は バッテリー駆動ではなく有線給電モデル であるため、「長寿命バッテリー」や「電池交換頻度が少ない」といった表現は適切ではありません。
まとめ
いかがでしたか？今回は、アメリカで人気のホームセキュリティガジェット7選をご紹介しました。今回ご紹介した家電は在宅ワーク増加を背景に、「自宅をより安全に、より賢く管理したい」という現代のニーズにしっかり応えています。映像を鮮明に記録できるAIカメラ、来客対応や玄関監視ができるスマートドアベル、外出先から操作できるスマートロック、そして異常をAIが通知してくれる音声アシスタントと連携できるデバイスなど、家庭用とは思えないほど高性能なアイテムがそろっています。価格帯も幅広いため、初めて導入する人でも気軽に始められる点も魅力です。
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