【2025年版】アメリカで再燃!意外と熱い90年代カルチャー9選

トレンドは時代を巡り、何度も再燃するものですよね。日本でも例えば90年代のファッションや音楽、インテリアが再び注目され、若い世代を中心に人気が広がっています。ダッドスニーカーやビーズアクセサリー、レトロゲームのリバイバルなど、懐かしさと新しさが融合したスタイルが定着しつつあります。では、アメリカではどうでしょうか?同じく90年代カルチャーの復活が話題になっているものの、その内容や人気の度合いには独自の特徴が見られます。
90年代は、アメリカにとってカルチャーが大きく多様化した時代でもありました。ストリートファッションが音楽や映画と結びつき、ユースカルチャーの発信源として世界に影響を与えた黄金期です。そのため、当時のアイテムやスタイルは今でも強烈な印象を残し、次の世代にとっては「新鮮な発見」として受け止められています。近年ではSNSや動画配信サービスを通じて、当時の写真や映像が簡単に拡散され、若者が過去のカルチャーにアクセスできる環境も整いました。こうした背景から、90年代のカルチャーは単なる「懐古趣味」ではなく、現代のライフスタイルや価値観と結びつきながら再評価されているのです。
本記事では、Google Trendsのデータをもとにアメリカで再燃している90年代カルチャーを紹介します。ファッションからインテリア、ゲーム、スナック菓子まで幅広くピックアップ。具体的なアイテムやブランドを通じて、今なぜ90年代スタイルが若い世代に支持されているのか、その背景にも触れていきます。懐かしさと今らしさが融合したトレンドの全貌をぜひご覧ください。
ランキング▼
(Google Trendsの人気順)※2024年8月10日~2025年8月10日のトレンド調査
- バケツハット
- ビーズクッション
- たまごっち
- ラバランプ
- マクラメ
- Von Dutch
- ラタン家具
- ハニーオーク
- コードネックレス
1. バケツハット

90年代に一大ブームを巻き起こしたバケツハットが、今再びアメリカで大人気に。ストリートファッションの定番アイテムとしてZ世代やミレニアル世代を中心に支持を集めており、TikTokやInstagramなどのSNSでも頻繁に見かけます。セレブやインフルエンサーが愛用していることも人気再燃の大きな要因です。
実は90年代当時、ヒップホップアーティストやスケートカルチャーの象徴として広まった歴史があり、ミュージックビデオや雑誌で多くのラッパーが着用していました。今はアウトドアブランドやハイブランドもこぞって展開しており、ファッションの文脈がより幅広く進化。
日本でも若者を中心に注目されており、90年代のリバイバルトレンドの一翼を担っています。カジュアルからモードまで幅広くコーデに取り入れやすく、季節問わず使える利便性も魅力のひとつです。これからも目が離せないアイテムです。
2. ビーズクッション

90年代の定番家具として学生寮やリビングで親しまれたビーズクッションが、現代のインテリアシーンで再び注目を集めています。素材やデザインにこだわった高級ラインが登場し、若い世代の部屋づくりに新鮮さをプラス。快適さとカジュアルさを兼ね備え、リラックス空間にぴったりのアイテムです。
当時のアメリカでは、人気シットコムや映画の中で寮やリビングに置かれていることが多く、「学生文化の象徴」ともいえる家具でした。SNSでも「#BeanBagChair」などで多く投稿されており、部屋の映えアイテムとして人気です。アメリカの大手家具ブランドや通販サイトでも売れ筋商品として定着しており、90年代の懐かしさと現代のデザイン感覚が融合した象徴的な復刻トレンドといえます。長時間座っても体を包み込む快適さは、在宅ワーク世代にも支持されています。
3. たまごっち

出典:たまごっち公式サイト
1990年代に一大ブームを巻き起こしたバーチャルペット、たまごっちが2020年代に再び脚光を浴びています。最新モデルは新機能を搭載し、スマホ連携やカラー液晶など現代仕様に進化。若い世代だけでなく当時のファンも懐かしさから購入し、SNSでの話題も盛んです。
アメリカでは2024年に過去最大規模の販売が発表され、再燃トレンドの代表格となっています。日本でも90年代の懐かしいキャラクターとして根強い人気を誇り、復刻版やコラボ商品が多数展開されています。デジタルネイティブ世代にも受け入れられる、新旧融合のアイコン的存在です。
4. ラバランプ

カラフルなワックスがゆらゆらと動く独特の光景で人気を集めたラバランプが、再びインテリア界で注目を浴びています。1960年代に誕生し、90年代のレトロブームで一度再燃したこのアイテムが、今はZ世代やミレニアル世代の部屋づくりに取り入れられています。
温かみのある光と幻想的な動きがリラックス空間を演出し、TikTokやInstagramでも「#LavaLamp」が多数投稿され話題に。アメリカのインテリアショップでは新色やモダンデザインのモデルが販売され、懐かしさと現代的なスタイルの融合が進んでいます。日本でもヴィンテージショップや通販でじわじわ人気が戻ってきています。
5. マクラメ

ロープや糸を手で結び、模様や形を作るクラフト技法「マクラメ」が、再びインテリアやファッションで人気を集めています。70年代に大流行し、90年代にも一部でリバイバルしたこの手仕事が、現在はボヘミアンやナチュラル志向のインテリアと相性抜群として注目されています。
アメリカでは、壁掛けタペストリーやハンギングプランター、バッグなどへの応用がSNSで話題に。検索率はなんと400%増しになりました。ハンドメイドマーケットやDIY動画の増加もブームを後押ししています。大量生産品とは違う温もりや一点物の魅力が、Z世代の「スローライフ志向」と合致し、再評価が進んでいます。日本でもハンドメイド愛好家を中心に人気が広がっています。
6. Von Dutch

2000年代初頭、セレブの間で爆発的な人気を誇ったVon Dutchのキャップが、アメリカで再び脚光を浴びています。当時はパリス・ヒルトンやブリトニー・スピアーズらが愛用し、Y2Kファッションの象徴的ブランドとして一世を風靡。現在はKylie JennerやBella Hadidなど現代のファッションアイコンが着用し、Z世代を中心に人気が再燃しています。
派手なロゴとストリートテイストが特徴で、古着市場でも高値取引されるほど。単なる懐古ではなく、現代のコーディネートに溶け込む新しいアレンジが支持を集めています。日本でもY2Kブームの影響で再評価が進み、海外トレンドに敏感な層に注目されています。
7. ラタン家具

天然素材の軽やかさと編み込み模様の美しさが特徴のラタン家具が、再び人気を集めています。アメリカでは、70〜90年代にかけて普及したヴィンテージ調のラタンチェアやサイドテーブルが、モダンなインテリアに合わせて復活中。ナチュラルで温かみのある質感が、ミニマリズムやボヘミアンスタイルと好相性で、インスタグラムやPinterestでも#rattanfurnitureの投稿が増加しています。
新作は耐久性を高めた加工やモダンデザインを取り入れ、従来のカジュアルな雰囲気に加えて高級感も演出。日本でもカフェやリゾート風インテリアでの導入が進み、懐かしさと新鮮さを同時に楽しめるアイテムとして再評価が高まっています。
8. ハニーオーク

温かみのある黄金色の木目が特徴の「ハニーオーク」が、アメリカのインテリアで再び脚光を浴びています。80〜90年代の住宅や家具で多く使われたこの素材は、一時期「古くさい」と敬遠されましたが、近年はナチュラルでレトロな雰囲気がミッドセンチュリーやカントリースタイルと好相性として再評価。リノベーションやDIYの現場では、古いキャビネットやドアをあえて残し、ハニーオークの風合いを活かすケースも増加中です。
SNSでは「#honeyoakmakeover」などのタグが人気で、現代的なペイントや金具と組み合わせた新しいスタイルも登場。日本でも北欧風やナチュラル系インテリアの一部として、静かに人気が広がっています。
9. コードネックレス

90年代にストリートやサーフカルチャーで流行したコードネックレスが、近年のY2Kリバイバルの波に乗って人気を取り戻しています。革ひもやワックスコードにシンプルなチャームやビーズをあしらったデザインは、ミニマルながら存在感があり、男女問わずカジュアルに取り入れやすいのが魅力。アメリカでは、ジェンダーニュートラルなアクセサリーとしてGen Zに支持され、TikTokやInstagramで着用コーデが拡散中です。
ヴィンテージショップやハンドメイドマーケットでも注目されており、手作り派はDIYでオリジナルを作る動きも活発。日本でもフェスや海辺のファッションに合わせるアイテムとして再評価され、90年代の自由なムードを再び楽しむ人が増えています。
まとめ
いかがでしたか?アメリカで再び注目を集める90年代カルチャー。ファッションやアクセサリー、インテリアやゲームなど幅広いジャンルでピックアップしました。これらは懐かしさだけでなく現代的なアレンジも加わり、レトロ感と現代のスタイルが融合した再燃ブームが確実に広がっています。世代を問わず楽しめるカルチャートレンドとして注目されています。
SNSやリユース市場の発展もブームを後押ししています。ヴィンテージアイテムが高値で取引される現象や、過去のスタイルを現代風にアレンジしてシェアする文化は、かつて存在しなかった新しい楽しみ方といえるでしょう。
今後も90年代カルチャーは、ファッション業界やインテリア市場だけでなく、音楽や映画、食文化にまで波及していくと予想されます。レトロな魅力と新鮮さを兼ね備えたこのブームは、一時的な流行ではなく、持続的な文化的現象へと発展していく可能性があります。
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