アメリカ人気アニメソング10選【主題歌編】

アニメ主題歌、いわゆる「アニソン」は、そのアニメの世界観を象徴するだけでなく、視聴者の記憶や感情に強く刻まれる特別な音楽ジャンルです。近年では日本国内だけでなく海外のリスナーからの注目も高まり、アメリカではYouTubeやSpotifyなどの音楽プラットフォームを通じてアニソンの人気が高まっています。アニメを知らなくても主題歌だけ聴かれるケースも増えており、アニソンはもはや日本を超えた「世界の音楽」になりつつあります。
本記事では、アメリカで人気のアニメ主題歌をランキング形式でご紹介。今回はGoogle Trendsでの検索数をもとにランキングを制作しました。対象期間は2004年から2025年6月2日です。日本で人気のあの曲はアメリカでも聴かれているのか、アメリカではどんなアニソンが人気なのか、お伝えしていきます。
▼ランキング
(Google Trends検索数順)
- Unravel 15pt
- ウィーアー! 11pt
- FLY HIGH 9pt
- 紅蓮の弓矢 8pt
- Again 7pt
- Cry Baby 5pt
- 心臓を捧げよ! 5pt
- 恋愛サーキュレーション 4pt
- 残酷な天使のテーゼ 4pt
- KICK BACK 3pt
1. Unravel(東京喰種/TK from 凛として時雨)

2014年放送のアニメ『東京喰種トーキョーグール』のオープニングテーマ。TK from 凛として時雨によるエモーショナルで疾走感あるサウンドと、切なさを帯びた歌声が印象的で、アニメ本編のダークで悲劇的な世界観に見事にマッチしています。英語圏のアニメファンの間では「アニソンの金字塔」として絶大な人気を誇り、YouTubeやSpotifyでも再生数が突出。ピアノアレンジやカバーも多く、TikTokや海外のリアクション動画でも常連の一曲です。日本語が分からなくても心に響くという声が多く、アニメ音楽の枠を超えて世界中で愛されています。
2. ウィーアー!(ONE PIECE/きただにひろし)

1999年から放送され、Netflixでアメリカ人にも大人気のアニメ『ONE PIECE』の初代オープニングテーマ。冒険への高揚感と友情の絆を象徴する明るくポジティブなメロディは、長年にわたりファンに愛され続けています。アメリカでは、ONE PIECE人気の再燃とともにこの曲も再評価されており、「最も心が熱くなるアニソン」の代表格として挙げられることも多いです。サビの「ウィーアー!」の掛け声は、アニメを知らない層でも声を上げたくなるフレーズ。数多くのカバーやリメイクバージョンもあり、今なお世界中のファンの心をつかんでいます。
3. FLY HIGH(ハイキュー!!/BURNOUT SYNDROMES)

スポーツアニメ『ハイキュー!! セカンドシーズン』のオープニングテーマとして2016年に登場。BURNOUT SYNDROMESの力強いロックサウンドと、青春の疾走感を詰め込んだ歌詞が多くのファンを魅了しました。英語圏では「Fly High」という直訳しやすいタイトルもあって、検索性・拡散性ともに高く、SNSでは「試合前に聴くと気合が入るアニソン」としても定評があります。部活や挑戦をテーマにした青春作品を象徴する一曲として、YouTubeやSpotifyの再生数も安定して高い人気を保っています。
4. 紅蓮の弓矢(進撃の巨人/Linked Horizon)

出典:Linked Horizon YouTubeチャンネル
2013年放送『進撃の巨人』の第一期オープニングテーマ。ドイツ語の導入や劇的な構成、そして強烈なサビのインパクトで、日本だけでなく海外でも一大センセーションを巻き起こしました。Linked Horizonの荘厳なサウンドと独特な詞世界が、アニメの世界観を音楽で見事に再現。アメリカでは「Guren no Yumiya」として親しまれ、アニメオープニング史に残る名曲とされています。合唱系カバーやオーケストラアレンジも多く、TikTokやYouTubeでの影響力も変わらず高いです。
5. Again(鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST/YUI)

2009年に放送された『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のオープニング。葛藤と強さを秘めた歌詞が、「失った体を取り戻したい」という主人公エルリック兄弟の物語と重なり、視聴者の心に深く響きます。アメリカでは「ハガレン(FMA)」が今なお高い人気を誇っており、この楽曲も長くリスペクトされ続けています。ロック調でありながら繊細さを感じるメロディは、ライブやカバーでも好まれる傾向にあり、懐かしさとともに根強い支持を得ている代表的アニソンの1つです。
6. Cry Baby(東京リベンジャーズ/Official髭男dism)

出典:Official髭男dism YouTubeチャンネル
2021年放送のアニメ『東京リベンジャーズ』のオープニングテーマ。Official髭男dismならではのテクニカルで感情的な旋律が、作品のタイムリープと不良青春劇というテーマに鮮やかに溶け込んでいます。アニメの人気とともにSpotifyやYouTubeでも急速に伸び、英語圏のTikTokやアニメ紹介系YouTuberの動画でも話題に。特に海外ファンからは「難易度が高くても歌いたくなるアニソン」として支持されており、近年のJ-POPとアニメの融合の象徴ともいえる楽曲です。
7. 心臓を捧げよ!(進撃の巨人/Linked Horizon)

出典:Linked Horizon YouTubeチャンネル
『進撃の巨人 Season 2』のオープニングとして2017年に登場し、作品内の名セリフ「心臓を捧げよ!」をそのままタイトルにしたインパクト抜群の楽曲。壮大なスケール感と、戦う者たちの覚悟を描いた歌詞が海外ファンの心にも強く響き、「Sasageyo」として世界中でミーム化、トレンドになりました。特にTikTokやYouTubeでは、コスプレ動画やリアクション系動画とともに使用される機会が多く、Linked Horizonによる「進撃サウンド」の集大成として名高く知られています。
8. 恋愛サーキュレーション(化物語/花澤香菜)

2009年放送『化物語』のヒロイン・千石撫子(CV:花澤香菜)が歌うキャラソン系オープニングソング。萌え系でありながら中毒性の高いメロディと可愛らしい振付が、10年以上の時を経て世界中のSNSで再燃。TikTokやYouTube Shortsでは「Renai Circulation」として数多くのリップシンクや踊ってみた動画が投稿され、Z世代を中心に新たな流行を巻き起こしました。アニメ本編のファンでなくとも知っている人が多い、まさに「バイラル系アニソン」の代表格です。
9. 残酷な天使のテーゼ(新世紀エヴァンゲリオン/高橋洋子)

1995年放送の『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングであり、アニメ史上最も有名な主題歌の1つ。高橋洋子の力強いボーカルとドラマチックなメロディは、時代を超えて世界中のファンに支持され続けています。アメリカでも「Cruel Angel’s Thesis」として親しまれ、アニメを象徴する音楽としてカラオケランキングやリアクション動画でも常連ソングです。今なお新規ファンを獲得し続ける、まさにアニソン界のレジェンド的存在となっています。
10. KICK BACK(チェンソーマン/米津玄師)

2022年放送のアニメ『チェンソーマン』のオープニングテーマ。米津玄師がKing Gnuの常田大希とともに制作し、インダストリアルかつダンサブルなサウンドがアニメの狂気とスタイリッシュさを表現しています。アニメファンだけでなく音楽リスナーからも高い評価を得ており、Spotifyでは1億再生を突破。英語圏でも「KICK BACK」というタイトルのキャッチーさとMVのインパクトにより話題を呼び、リリース直後からアメリカのSpotifyチャートにもランクインしました。
まとめ
いかがでしたか?今回のランキングには、『Unravel』や『ウィーアー!』のような定番アニソンから、『Cry Baby』や『KICK BACK』といった比較的最近のヒット曲まで、幅広い世代の楽曲が並びました。どの曲もアニメの名シーンとともに心に残る名曲ばかりで、知っている曲も多かったのではないでしょうか。近年では『アイドル』(推しの子)や『Bling-Bang-Bang-Born』(マッシュル-MASHLE-)などもSNSを中心に海外でも人気を集めており、アメリカでのアニソン人気は今後ますます加速していきそうです。あなたのお気に入りの1曲も、この先きっと世界中に届くはずです。
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