アメリカで話題のノンアルドリンク8選【2025年最新版】|おしゃれでヘルシーな最新トレンド

近年、アメリカでは新しい健康志向の広まりを背景に「ソバーキュリアス(sober curious)」と呼ばれるお酒を控えるライフスタイルが若者を中心に急速に拡大。ソバーキュリアスとは「必ずしも禁酒するわけではなく、自ら進んでアルコールとの付き合い方を見直す」という考え方で、飲酒を“当たり前”とする従来の文化から距離を置き、より自由で意識的な選択を楽しむ動きとして注目されています。
この流れの背景には、心身の健康やメンタルウェルネスを大切にする価値観の浸透、さらにはZ世代を中心とした「自分らしいライフスタイル」を重視する文化の広がりがあります。こうした変化により、ノンアルドリンク市場はかつてない盛り上がりを見せています。
単にアルコールを避けるだけでなく、味や香り、見た目、さらには機能性までこだわったドリンクが次々と登場。クラフトノンアルビールやノンアルワイン、スパークリングウォーター、アダプトゲンやCBD入りのモクテルなど、多彩な選択肢が人気を集めています。日常のリラックスタイムや友人との乾杯、特別なディナーシーンまで幅広く楽しめるのも魅力です。
今回は、アメリカで特に支持されているノンアルドリンクTOP8を厳選し、それぞれの特徴や魅力をわかりやすく解説します。健康志向やおしゃれなライフスタイルにぴったりな最新トレンドをチェックして、日常に取り入れてみましょう!
▼アメリカで話題のノンアルドリンクTOP8
(市場の人気をもとに)
- Athletic Brewing Co.(アスレチック・ブルーイング・カンパニー)
- HOP WTR(ホップ・ウォーター)
- Kin Euphorics(キン・ユーフォリクス)
- Ghia(ギア)
- Recess(リセス)
- Surely(シュアリー)
- Lyre’s(ライアーズ)
- OLIPOP(オリポップ)
1. Athletic Brewing Co.(アスレチック・ブルーイング・カンパニー)

出典:Athletic Brewing Co.(アスレチック・ブルーイング・カンパニー)の公式サイト
Athletic Brewing Co.は、ノンアルコールビールの分野で真の革新を起こしてきたパイオニア的存在です。創業以来「Run Wild IPA」「Upside Dawn Golden Ale」など、クラフトビールに匹敵する風味と香りを追求した製品を次々と世に送り出し、多くのビール愛好者を魅了してきました。
全米のスーパーやバーでの取り扱いが広がり、Whole Foodsではアルコール入りビールを上回る販売実績を達成したほど。Fast Companyが選ぶ「世界で最も革新的な企業2025」に選出されるなど、業界内での注目度も抜群です。ノンアルコールでありながら“飲んだ満足感”を追求する姿勢は、まさにカテゴリーのリーダーといえるでしょう。
2. HOP WTR(ホップ・ウォーター)

HOP WTRは、「ホップの香り」を炭酸飲料として楽しめる斬新なノンアルドリンク。ビターでフルーティーなホップの風味を味わいながら、アルコールゼロ・カロリーゼロというヘルシー仕様が支持されています。その味覚はビールを想起させつつ、清涼感を重視しており、健康志向やソバーキュリアス層に大きな共感を呼びました。
メディアでは「最もリフレッシュできるホップウォーター」として紹介されたほか、市場では前年比44%という著しい成長率を記録しています。このような背景から、HOP WTRは新たなノンアル市場のトレンドセッターとして注目されています。
3. Kin Euphorics(キン・ユーフォリクス)

出典:Kin Euphorics(キン・ユーフォリクス)の公式サイト
Kin Euphoricsは、ただのノンアル飲料ではなく、“気分を整えるウェルネスドリンク”として注目を集めています。ノンアルコール飲料ではなく、気分や心の状態を整える“ウェルネスドリンク”として人気を集めています。ストレスをやわらげるアダプトゲンや、集中力をサポートするノートロピクス、体のバランスを整えるハーブ成分を配合。
代表的なシリーズ「High Rhode」や「Awaken」は、リラックスしたい時や集中したい時など、目的に合わせて選べるのが特徴です。「お酒をやめる」のではなく、「自分の気分を心地よく保つために飲む」という新しい選択肢を提案するブランドとして、健康や心身の調和を重視する層に強く支持され、The Good Tradeなどでも評価されています。さらに、洗練されたボトルデザインやブランディングも若年層から支持され、ソバーキュリアスの象徴的存在として広がりを見せています。
4. Ghia(ギア)

Ghiaは、地中海ハーブとボタニカルをベースにしたノンアルコールアペリティフで、苦味と甘味のバランスに優れた「Original Apéritif(オリジナルアペリティフ)」などが人気です。ゆずやフローラルな香りをまとい、スパークリングを加えるだけで上質なアペロ体験を演出。添加された香料や砂糖、カフェインを一切使わずヴィーガン対応である点が、健康志向や洗練されたライフスタイル層から好評です。
Food & WineやThe Spruce Eatsでも「バーでの定番になるノンアル飲料」として紹介されるほど味わいの深さが評価されています。さらに、スタイリッシュなパッケージングと持続可能な製造姿勢も注目され、ホームパーティーやギフト用途としても愛用されるブランドです。
5. Recess(リセス)

Recessは、CBDとアダプトゲンを配合したスパークリングウォーターで、“Chill(落ち着き)”や“Focus(集中)”など気分に合わせて選べる多彩なラインをそろえています。日常のストレスや多忙なライフスタイルの中で、自然にリラックスやリフレッシュをサポートするコンセプトが、都市生活者を中心に高い評価を得ています。機能性だけでなくスタイリッシュなデザインも支持され、メディアでも機能ドリンクの代表格として取り上げられています。加えて、人工甘味料や過剰な糖分を控えたヘルシーさが若い世代のニーズにマッチし、ワークスタイルとウェルネスを両立したい人々に欠かせない存在となっています。
6. Surely(シュアリー)

Surelyは、カリフォルニア産ワインをベースにアルコールを除去したノンアルコールワインブランドです。スパークリング・ロゼ、ブリュット、赤のブレンド、白など豊富なバリエーションで、ストロベリーやピーチ、ラズベリーといったフルーティーな風味と軽やかな酸味が特徴。オースティン発(Austin-based)という地域性も影響し、地元のSprouts Farmers Marketなどでも展開中。近年新たにホワイトブレンド「Blanc」が加わり、ラインアップ拡充によって市場の需要にも対応しています。
乾杯やホームパーティーに適したノンアルながらリッチな体験を提供。ソムリエ監修による本格的な味わいと、美しいボトルデザインはワイン好きからも高評価を受け、特別なシーンにふさわしい選択肢となっています。
7. Lyre’s(ライアーズ)

Lyre’sは、「世界で最も受賞歴の多いノンアルコールブランド」として知られ、ドライ・ロンドン・スピリットやアメリカン・モルトなど、ジンやウイスキーを想起させるノンアルスピリッツを多数展開。クラシックカクテルの再現性に優れ、家庭のバーやプロのバーテンダーにも選ばれるその完成度は非常に高く評価されています。
多様なフレーバーとカクテルセットがそろっており、自宅でのミクソロジーにも最適。単なる代替品ではなく、“飲む楽しみ”そのものを提供する存在です。
8. OLIPOP(オリポップ)

OLIPOPは、プレバイオティクスや植物由来の食物繊維を配合した「ヘルシー系ソーダ」。ヴィンテージコーラやストロベリーバニラ、トロピカルパンチなど、懐かしさとデザート感覚を融合したフレーバーが豊富です。
腸内環境のサポートを謳いながら、糖分を控えめに抑え、健康志向の消費者や家族層からも支持されています。研究機関と連携した成分開発にも取り組んでおり、味わいと機能性の両立を追求するブランドとして注目されています。
まとめ
アメリカのノンアルドリンク市場は、“お酒の代替品”にとどまらず、味わい、見た目、機能性にこだわった個性的なラインナップが豊富にそろっているのが特徴です。Athletic Brewing Co.(アスレチック・ブルーイング・カンパニー)のクラフトビールや、HOP WTR(ホップ・ウォーター)の爽快な炭酸ドリンク、Kin Euphorics(キン・ユーフォリクス)やRecess(リセス)のアダプトゲン入りの気分サポートドリンク、Lyre’s(ライアーズ)やGhia(ギア)の本格カクテル体験など、用途や気分に合わせて選べるのが魅力。
これらのドリンクを取り入れることで、健康志向を意識しつつも飲む楽しみを損なわず、友人との社交やリラックスタイムをより充実させることができます。今後も市場は拡大し、さらに多彩で個性的なノンアルドリンクが登場することが期待されます。
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