観光・グルメ・口コミがひとつに!韓国人に人気の旅行ガイドアプリ5選

近年の韓国では、国内外問わず旅行を楽しむ人が増えており、それに伴って旅行ガイドアプリの活用もますます日常的になっています。観光地やグルメスポットの情報検索はもちろん、リアルな口コミやマップ機能、スケジュール管理、翻訳機能まで、スマートフォンひとつで旅行計画から現地での行動までをサポートしてくれる多機能なアプリが数多く登場しています。
韓国人にとって旅行は、日常の中にある大切なリフレッシュの時間であり、行き先が国内でも海外でも、その体験を最大限に楽しむためにアプリの活用は欠かせません。紙のガイドブックに頼ることはほとんどなく、むしろ最新の情報やユーザーの口コミを瞬時に得られるアプリの方が信頼されているのが実情です。
本記事では、観光・グルメ・口コミなど、旅行先で役立つ情報がひとつにまとまった便利なアプリをランキング形式で解説します。韓国の旅行者がどのような視点でアプリを活用しているのかを知ることで、今後韓国市場をターゲットにしたい企業にとっても、有益なヒントが見つかるはずです。
▼ランキング
- Trip.com
- Google Maps
- NAVER Map
- Papago
- Catch Table(캐치테이블)
1. Trip.com

出典:Google Play Storeに記載のTrip.comアプリ
中国発の大手旅行プラットフォームとして知られるTrip.comは、韓国でも多くのユーザーに支持されている総合型の旅行ガイドアプリです。宿泊や航空券の予約機能が有名ですが、それだけでなく、観光地やレストラン、アクティビティの情報収集ツールとしての使い勝手も非常に高く、海外旅行を計画する韓国人旅行者にとっては頼れる存在となっています。
Trip.comがガイドアプリとして優れている点は、目的地ごとに必要な情報が一元的にまとめられていることです。パリや東京、バンコクといった人気都市を検索すれば、そのエリアの代表的な観光スポットや現地グルメ、おすすめの宿泊エリアなどがカテゴリ別に整理されて表示されます。しかも韓国語対応も進んでおり、韓国人ユーザー向けに翻訳されたレビューや説明文が豊富に用意されているため、言語の壁を感じることなく利用できるのも魅力のひとつです。
さらに、各スポットには写真付きの詳細情報や、実際に訪れたユーザーの評価・コメントが掲載されており、初めて訪れる国や都市でも安心して行動計画を立てることができます。現地の天気、営業時間、アクセス手段などもまとめて確認できるため、別のアプリをいくつも立ち上げる必要がありません。韓国人ユーザーの利用傾向としては、旅行先の情報収集段階でTrip.comを使い、目的地の全体像を把握したうえで、レストランや観光ルートを具体的に決めていくというスタイルが多く見られます。
また、実際の予約には別の専用アプリを使う人も多く、Trip.comはあくまで「信頼できる情報の入り口」としての位置づけを担っています。国内外を問わず幅広いエリアをカバーしている点と、旅行者目線で整理されたUIが高く評価されており、ガイドアプリとしての利便性は今後もさらに注目されていくでしょう。
2. Google Maps

出典:Google Play Storeに記載のGoogle Mapsアプリ
海外旅行を楽しむ韓国人にとって、Google Mapsは欠かせないガイドアプリのひとつです。世界中の都市に対応し、観光地・飲食店・宿泊施設・ショッピングスポットなど、あらゆる情報を地図上でスムーズに確認できる点が、多くの旅行者にとって大きな安心材料となっています。韓国国内ではNAVER Mapなどのローカルアプリの利用が主流ですが、Google Mapsは海外旅行時におけるスタンダードアプリとして定着しています。欧米や東南アジア、オセアニアなどGoogleの情報網が強い地域では、目的地の検索からルート案内、現地の混雑状況の確認まで、ほとんどの行動がアプリひとつで完結するため、韓国人ユーザーの間でも高い信頼を得ています。
ガイドアプリとして注目すべき機能のひとつが、口コミと写真の豊富さです。Google Mapsには世界中のユーザーから寄せられたレビューや評価が蓄積されており、レストランや観光施設を選ぶ際に非常に参考になります。最近では韓国語でのレビューも増えてきており、言語の壁を感じにくくなってきている点もポイントです。
また、ルート案内機能の精度の高さと多言語対応も、Google Mapsならではの強みです。電車・バス・徒歩・車といった移動手段を指定してルートを検索できるだけでなく、現地の交通状況や所要時間もリアルタイムで反映されるため、旅行中の計画変更にも柔軟に対応できます。さらに、事前に地図データをダウンロードしておけば、インターネット環境が不安定な場所でも利用できるオフライン機能も旅行者に重宝されています。
韓国人ユーザーの多くは、出発前に現地の宿泊先や観光スポットをGoogle Maps上で「保存」しておき、旅行中にそのリストをもとに行動するというスタイルをとっています。まさに旅のナビゲーターとしての役割を果たすガイドアプリといえるでしょう。韓国国内ではあまり利用されないものの、海外旅行の際にはほぼ必須アプリとして広く認識されている点からも、韓国人旅行者にとってのGoogle Mapsの存在感は非常に大きいと言えます。
3. NAVER Map

出典:Google Play Storeに記載のNAVER Mapアプリ
韓国国内を旅行するなら、NAVER Mapは最も信頼できる地図アプリのひとつです。Google Mapsが海外旅行の定番なら、NAVER Mapは韓国国内専用の強力なガイドツールとして、現地のユーザーに日常的に使われています。地図の精度や情報の網羅性、レビューの信頼性など、韓国旅行で必要な機能が揃っており、「韓国人が実際に使っているアプリ」という点でも高い実用性があります。
このアプリの最大の特徴は、地元ユーザーの口コミや写真が豊富に掲載されていることです。飲食店やカフェ、観光地のページには韓国語でのレビューや評価が多数寄せられており、情報の鮮度とリアリティにおいてはGoogle Mapsを上回る場面も多く見られます。たとえば「並ばずに入れる穴場のカフェ」や「ローカルに人気の食堂」など、ガイドブックには載らない情報を探すのにも役立ちます。
また、公共交通の案内機能も非常に優秀です。地下鉄やバスのルート、所要時間、乗り換え情報、リアルタイムの到着予想などが細かく表示され、観光地間の移動を効率的にサポートしてくれます。韓国語に慣れていないユーザーにとっては若干の使いづらさもありますが、旅行に慣れた韓国人にとっては「迷ったらNAVER Mapで調べる」というほど、信頼性の高いツールとなっています。
韓国人ユーザーは、旅行先の周辺情報を事前に調べてピン留めしておき、当日はNAVER Mapを見ながら徒歩や公共交通で行動するというスタイルが一般的です。Google Mapsよりも韓国国内での使用に特化しており、韓国国内旅行ではこれ一択という声も多いアプリです。韓国での旅をもっと深く、もっとスムーズに楽しむために、NAVER Mapはまさに必須のガイドアプリといえるでしょう。
4. Papago

出典:Google Play Storeに記載のPapagoアプリ
海外旅行において、言葉の壁は誰にとっても大きな不安要素のひとつ。韓国人旅行者の間で定番となっている翻訳アプリがPapagoです。NAVERが提供するこのアプリは、韓国語との親和性が非常に高いことから、Google翻訳よりも自然な翻訳結果が得られると多くのユーザーから支持されています。
Papagoの主な機能は、テキスト翻訳・音声翻訳・画像翻訳・会話モードの4つです。使い方は非常に直感的で、目的地でのレストラン注文や買い物、交通機関の利用など、日常的な場面で活用されることが多いです。特に便利なのが「画像翻訳」機能で、メニューや看板をカメラで撮影するだけでリアルタイムに翻訳され、現地の言葉がわからなくてもスムーズに行動できるのが魅力です。
韓国語ネイティブにとって嬉しいのは、Papagoが韓国語を中心とした自然な言い回しに特化しているという点です。例えば、日本語や英語を韓国語に翻訳する場合でも、硬すぎない・わかりやすい韓国語に変換されるため、旅先で使っても違和感のない会話が可能になります。
また、音声読み上げ機能も搭載されており、発音に自信がない場合でもスマホに読ませることでコミュニケーションが取れる点は、初心者旅行者にとって心強い機能です。翻訳精度の高さだけでなく、UIのわかりやすさ、オフライン翻訳への対応なども含めて、旅行の必需品として定着しつつあります。もちろん、ガイドアプリのように観光地やグルメ情報を提供するわけではありませんが、現地で困ったときに頼れるガイド役として、旅行体験全体を下支えしてくれる存在です。初めて訪れる国や、英語が通じにくいエリアを旅する際には、Papagoの存在が旅の安心感を大きく左右します。
5. Catch Table

出典:Google Play Storeに記載のCatch Tableアプリ
韓国国内旅行において、今やグルメは観光と並ぶ重要な目的のひとつです。グルメ体験をスマートに楽しむために、多くの韓国人が活用しているのがレストラン予約アプリCatch Tableです。人気エリアの話題店やミシュラン掲載レベルのレストランでは、事前予約がないと入店できないケースが増えており、このアプリが旅行計画のなかで欠かせない存在となっています。
Catch Tableは、韓国全国のレストランのリアルタイム予約ができるアプリです。ソウルや釜山などの都市部を中心に、トレンド性の高いレストランやカフェ、ホテル内レストランまで幅広いジャンルを網羅しており、ミレニアル世代やZ世代のユーザーを中心に高い支持を集めています。アプリ内では地域・ジャンル別のランキングや、今すぐ予約できる店の一覧も確認でき、予約のハードルが高い人気店を効率よく押さえることができるのが大きな魅力です。
旅行ガイドアプリとしての役割も強く、店舗ページには料理写真、価格帯、レビュー、予約の可否などが明確に表示されています。SNSやテレビで話題になったレストランがアプリ内で特集されることも多く、韓国で話題のグルメ情報をリアルタイムでキャッチできる情報源としても使われています。グルメ好きな旅行者にとっては、訪れる店を選ぶ段階から楽しみが広がる設計です。
また、紙のメニューがない店舗や、英語・日本語が通じにくいお店でも、Catch Tableを通じて事前に予約や要望を伝えることで、スムーズな体験が可能になります。アプリを通して席だけでなくコースや人数も選べるため、外国人観光客にとっても言語の壁を減らす強力なツールとして活用されています。
まとめ
旅行中に欠かせないガイドアプリは、韓国人の旅スタイルにも大きく根付いています。
現地での情報収集、移動、予約、言語の壁を越える工夫まで、ひとつのアプリが旅の自由度を大きく広げてくれる存在になっているのがわかります。
私たちIGNITEは、こうしたリアルなユーザー行動やトレンドをもとに、韓国市場向けのマーケティング戦略立案、SNS運用、ローカライズ・翻訳支援までワンストップでご提供しています。韓国で「本当に届く」プロモーションや、ユーザー目線に立った展開をお考えの際は、ぜひIGNITEにご相談ください。
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