(更新: 2026年2月25日)

韓国人が何時間も見るYouTube動画ジャンル5選

YouTubeは今や生活に欠かせない存在。通勤中や就寝前まで、韓国の人々はどんなジャンルを見ているのでしょうか。最新視聴トレンドをもとに、“長時間視聴TOP5”を紹介。韓国のライフスタイルや価値観も合わせてひもときます。

  • 対象読者: 海外マーケティングに関心がある担当者
  • 確認日: 2026年2月25日
  • 要点: YouTubeは今や生活に欠かせない存在。通勤中や就寝前まで、韓国の人々はどんなジャンルを見ているのでしょうか。最新視聴トレンドをもとに、“長時間視聴TOP5”を紹介。韓国のライフスタイルや価値観も合わせてひもときます。
Erika S

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韓国人が何時間も見るYouTube動画ジャンル5選
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韓国人が何時間も見るYouTube動画ジャンル5選

スマートフォンの普及とともに、YouTubeは今や韓国人の日常生活に欠かせない存在となっています。通勤・通学の移動中や食事の時間、就寝前など、あらゆるシーンで動画を視聴するのが習慣化しており、中でも「つい長時間見てしまう」ジャンルが高い人気を集めています。リラックスしたいときや集中したいときにBGMのように流したり、ライブ配信でチャットを楽しんだりと、視聴スタイルも多様です。

韓国は世界的にもインターネット利用時間が長い国として知られ、動画コンテンツに対する熱量も非常に高いのが特徴。では実際に、韓国の人々はどんなジャンルの動画を長時間視聴しているのでしょうか?

今回は、韓国の最新トレンドをもとに、特に視聴時間が長い人気ジャンル5選をご紹介します。韓国ならではの生活習慣や文化とも結びついた動画ジャンルが登場するので、韓国のライフスタイルを知る手がかりにもなるはずです。

ランキング

(市場のトレンドをもとに)

1.먹방(モッパン/大食い・グルメ系)

2.ASMR(咀嚼音・環境音・睡眠誘導)

3.ゲーム実況・ライブ配信

4.勉強用ライブ・BGM

5.ポッドキャスト・トークショー

 1.먹방(モッパン/大食い・グルメ系)

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モッパン(먹방)は、韓国発祥のYouTubeジャンルとして世界的にも知られており、「먹다(食べる)」と「방송(放送)」を組み合わせた造語です。このジャンルでは、大量の料理や多種多様な食べ物を一度に食べる様子をリアルタイムまたは収録で配信することが多く、視聴者はまるで自分も一緒に食事しているかのような感覚を味わうことができます。

韓国では単身世帯の増加や夜間勤務などにより一人で食事する人が増えており、モッパンは「孤食」を和らげる手段として大きな役割を果たしています。画面越しに人が楽しそうに食事をしている様子を見ることで、食欲を刺激されるだけでなく、心理的な満足感や安心感を得られるという声も多いです。

代表的なモッパン系YouTuberには、驚異的な大食いで知られる쯔양(Tzuyang/ツヤン)や、豊かなリアクションと軽快なトークで人気の입짧은햇님(イプチャルン ヘンニム)などがいます。彼らは単に食べるだけでなく、美しく盛り付けられた料理や色彩のコントラスト、丁寧なカメラワーク、咀嚼音などASMR的要素も取り入れており、視覚・聴覚の両面から視聴者を楽しませています。

また、1回の動画が1~2時間以上に及ぶことも珍しくなく、視聴者も食事中や休憩中に“ながら視聴”するため、1本あたりの平均視聴時間が非常に長いのが特徴です。さらに、モッパンは広告やタイアップ案件も非常に多く、飲食ブランドとのコラボや新商品レビューなど商業的活用も盛んです。近年では字幕対応や英語・日本語での発信も進み、海外ファンも急増しています。

このようにモッパンは、韓国の食文化とデジタル文化を融合させた独自のジャンルとして、心理的充足感と視聴習慣を同時に満たす、韓国YouTube界で最も長時間視聴される代表的コンテンツです。

 2.ASMR(咀嚼音・環境音・睡眠誘導)

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ASMR(Autonomous Sensory Meridian Response)は、視聴者に心地よい感覚やリラックス効果を与えることを目的とした動画で、韓国では特に人気が高く、長時間視聴されるジャンルのひとつです。

代表的なのは咀嚼音ASMRで、サクサク、カリカリ、もちもちといった多様な食感音を高感度マイクで収録し、イヤホンで聴くとゾワゾワとした快感が得られるとされます。これらは単なる音だけでなく、映像演出にも強いこだわりがあり、美しく盛り付けられた料理、幻想的な照明、スロー映像、クローズアップなど視覚的にも楽しめる工夫がなされています。

また、環境音(雨音、焚き火、川のせせらぎ、カフェの雑音)やタイピング音、筆記音、マッサージ音、ささやき声といったリラクゼーション系ASMRも人気。韓国は受験・就職競争が非常に激しく、若者のストレスや不安が高い傾向にあります。そのため、ASMRは単なる娯楽というより、睡眠導入やストレス解消、集中力アップといったメンタルケアの一環として定着しています。実際に、ASMR動画は寝る前に再生してそのまま眠る人も多く、2~3時間以上連続で視聴されることも少なくありません。

クリエイター側も音響機材や編集技術に投資し、まるでプロの音響作品のようなクオリティを提供しており、視聴者はお気に入りのチャンネルを毎晩習慣的に再生します。視聴時間が自然と長くなる構造を持ち、近年はYouTube内でもASMR専用カテゴリが形成されるなど、市場も成熟しています。韓国ではASMRは単なる一過性のブームではなく、生活に溶け込んだ“日常的長時間コンテンツ”として確立されています。

3.ゲーム実況・ライブ配信

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ゲーム実況やライブ配信は、韓国で非常に長時間視聴されるジャンルとして定着。League of LegendsやOverwatch、Minecraftなどeスポーツ系タイトルの人気が高く、韓国は世界有数のeスポーツ大国として知られています。こうした背景から、ゲーム実況は単なるエンタメではなく一種の競技観戦としての要素も強く、若年層を中心に熱心な視聴習慣が形成されています。

ゲーム実況の最大の特徴は1本あたりの配信時間が非常に長いことです。ライブでは3~5時間を超えることも珍しくなく、視聴者はリアルタイムでチャットを送り、ストリーマーと双方向的に交流しながら視聴します。単にプレイ映像を見るだけでなく、解説や戦術分析、リアクションや雑談など、配信者の人柄や個性を楽しむ要素も大きいです。

さらに、視聴者はお気に入り配信者にスーパーチャット(投げ銭)やメンバーシップで支援する文化が根付いており、「応援」の意味でも長時間視聴が行われます。視聴者の多くは画面に集中せず、BGMのように配信をつけっぱなしにすることも多く、結果的に総視聴時間が非常に長くなります。視聴者同士のコミュニティ感覚も強く、配信チャット欄で日常会話を楽しむ人も多いのが特徴です。

韓国ではストリーマーが著名人並みの人気を集めることもあり、ゲーム実況は「視聴時間が長い=熱量が高い」ジャンルとして確立。今後もeスポーツ文化の発展とともに、韓国での長時間視聴ジャンルとして存在感を保ち続けると考えられます。

 4.勉強用ライブ・BGM

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韓国でここ数年急速に人気を伸ばしているのが「勉強用ライブ」や「勉強Vlog」「無言タイマー付き集中動画」です。韓国は世界でも有数の学歴社会・受験競争社会であり、高校生や大学受験生が1日10時間以上机に向かうことも珍しくありません。その中で「一緒に誰かと勉強している」感覚を得られる動画は、高いモチベーション維持効果があるとして注目され、長時間視聴されるようになりました。

配信者は無言で勉強している姿をライブ配信し、視聴者は自分も同じ時間に勉強していると感じながら視聴。人気のスタイルとしては、25分勉強→5分休憩を繰り返すポモドーロ・テクニックに合わせたタイマー付き動画や、ローファイ・ヒップホップやピアノBGMを流す集中音楽付き動画などがあります。

コメント欄では「今日も一緒に頑張ろう」「あと3時間頑張ります」といったメッセージが飛び交い、匿名ながら温かいコミュニティが形成されています。多くの動画が4~10時間以上に及び、視聴者は作業BGMとして流しっぱなしにするため、総視聴時間は非常に長くなります。

さらに、カフェ風・図書館風などの美しいデスク環境や整った文房具を映す「スタディグラム」的演出も人気で、視覚的にも勉強意欲を高めます。韓国の受験文化とSNS文化が融合したこのジャンルは、10~20代を中心に今後も定着し続けると考えられます。

 5.ポッドキャスト・トークショー

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ポッドキャストやトークショー形式の動画も、韓国で近年長時間視聴されるジャンルとして急成長しています。ニュース解説、恋愛相談、社会問題、時事トピック、歴史や文化など幅広いテーマを扱い、複数人が会話形式で進めるスタイルが中心です。

映像要素は控えめで音声中心なため、通勤・家事・運動中など画面を見ずに“ながら視聴”できるのが特徴です。多くの番組が1~2時間以上と長尺ですが、視聴者は耳だけで楽しめるため完視聴率が高く、結果的に視聴時間が長くなります。

韓国ではYouTube上でもSpotifyやApple Podcastsのような音声コンテンツ文化が広がり、20~30代を中心に定着しています。トーク内容は単なる情報提供にとどまらず、共感や癒やしを重視した「共感型コンテンツ」が多く、視聴者の悩みや人生経験に寄り添う語りが人気です。

特定のMCや出演者のファンとして毎週欠かさず視聴する人も多く、習慣的に長時間再生されます。映像的派手さは少ないものの、親近感のある会話とリアルな体験談が中心で、「日常生活のBGM」としての役割を果たしています。

まとめ

韓国で人気を集める長時間視聴コンテンツを振り返ると、日常の中で癒やしや集中を求める文化、コミュニティとのつながりを大切にする価値観、そして自己成長や趣味に時間をかけるライフスタイルなど、韓国ならではの特徴が色濃く表れていました。動画視聴という行動ひとつにも、その国の生活リズムや社会的背景が反映されています。だからこそ、韓国の人々が「どんな動画を、どのように視聴しているか」を知ることは、現地の文化や考え方を理解するための大きな手がかりになるでしょう。

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