海外向けにFacebookを運用できる?グローバルページについて解説

Facebookは、世界中で利用されている巨大なソーシャルメディアプラットフォームです。そのため、海外市場へのアプローチを考えている企業にとって、Facebookのグローバルページは非常に有効なツールとなります。

この記事では、そんなFacebookのグローバルページの概要や作成方法、グローバルページがもたらす影響力について解説します。

Facebookのグローバルな影響力とは?

Facebookは、2023年第2四半期時点の月間アクティブユーザー数は約30億人に達しており、世界で最も利用されているSNSプラットフォームです。なかでも、インドでのFacebbokユーザー数は3億7,800万人以上、アメリカやインドネシア、ブラジルもそれぞれ1億人以上となっています。

国別Facebook利用者数
参考元:Facebook users by country 2024 | Statista.

このように、Facebookは日本ではあまり使用されていないイメージがありますが、海外では多くのユーザーに頻繁に使われているのが分かります。つまり、国内で効果的なSNSマーケティングの方法と海外向けのSNSマーケティングではアプローチの方法が少し異なると言えます。グローバルな市場でプレゼンス力を高めるためには、Facebookを活用することは有効だと言えるでしょう。

Facebookのグローバルページについて

Facebookのグローバルページとは、複数の国や地域をターゲットにしたFacebookページを一元管理できる機能です。

Facebookのグローバルページ
参考元:Facebookグローバルページとは? 作成方法からその効果まで徹底解説!

グローバルページは、デフォルトページ、マーケットページ、ルートページの3種類で構成されています。それでは、それぞれのページの違いについて、KitKatのFaceookページを参考にして解説していきます。

【デフォルトページ】
グローバルページ構造の中心となるデフォルトページは、マーケットページの基準に一致しない利用者が誘導される主要ページです。このページは、ブランドのメインURLにもなります。

デフォルトページ
参考元:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-44544/

【マーケットページ】
マーケットページは各国・地域の市場向けにローカライズされたページで、所在地や言語に基づいてターゲット設定をカスタマイズできます。利用者の所在地は、IPアドレスやプロフィール情報から、言語はFacebookプロフィールの設定から判断してリダイレクトします。

例えば、プロフィール画面でフランス語の記載があれば、フランス語話者だとみなし、韓国語の記載があれば韓国語話者とみなすといったことです。

マーケットページ
参考元:https://gaiax-socialmedialab.jp/post-44544/

【ルートページ】
デフォルトページとマーケットページを統括するページです。ルートページへのアクセスは、デフォルトまたはマーケットページの「グローバルページ」タブ内の「グローバルの役割」から管理できます。

このページは、管理者や一般ユーザーには非表示となっており、ルートページの権限設定からアクセス可能なユーザーを制限することが可能です。

グローバルページの作成方法

グローバルページを作成するには、以下のステップを踏む必要があります。

グローバルページの作成方法

ステップ1. デフォルトページの作成

まず、デフォルトとなるFacebookページを作成します。これはグローバルページの基盤となります。設定から「グローバルページ」を選択し、「マーケットページを追加」をクリックします。

ステップ2. マーケットページの作成

次に、マーケットページを作成していきます。設定から国や地域、言語、名前を登録し、必要に応じて複数のマーケットページを追加します。
これらはデフォルトページにリンクされ、ターゲットに合わせてカスタマイズされた内容を提供します。

ステップ3. グローバルページの申請

作成したデフォルトページとマーケットページのURLを添えて、Facebook広告チーム(​​https://www.facebook.com/business/help)にグローバルページの設定を申請し、承認されるのを待ちます。

グローバルページの申請
参考元:Facebookでグローバルページを作成する方法 〜申請・必要情報・審査期間など〜 | THE BAKE MAGAZINE

ステップ4. グローバルページの追加設定

承認されたことを確認後、デフォルトページの「設定」メニューから「グローバルページ」オプションを選択し、追加するマーケットページを登録します。ここで、表示対象となる地域や言語の設定も行いましょう。

【BAKE:日本版アカウントページ】

BAKE:日本版アカウントページ
参考元:Facebookでグローバルページを作成する方法 〜申請・必要情報・審査期間など〜 | THE BAKE MAGAZINE

【BAKE:タイ版アカウントページ】

BAKE:タイ版アカウントページ
参考元:Facebookでグローバルページを作成する方法 〜申請・必要情報・審査期間など〜 | THE BAKE MAGAZINE

ステップ5. 管理権限の設定

必要に応じて、ルートページとマーケットページの両方で管理権限を設定することが出来ます。
SNSマーケティングを効果的に行うには、信頼できるチームメンバーに適切な管理権限を付与することが重要です。
これにより、ルートページからマーケットページの編集も行えるようになり、効率的な運用が実現します。権限の設定は慎重に行い、チーム内での円滑なコミュニケーションを促進しましょう。

ステップ6. 申請の不承認の可能性

申請後、あまりにも連絡がなく承認される気配がない場合は不承認という可能性も考えられます。万が一、申請が承認されなかった場合は、再申請前に複数のサイトでの運用実績を築いておくことをおすすめします。

まとめ:Facebookのグローバルページを活用して海外市場へアプローチ

Facebookのグローバルページは、世界中の潜在顧客にリーチするための強力なツールです。各国・地域に特化したローカライズされたコンテンツを提供することで、ターゲットオーディエンスとのエンゲージメントを高め、ブランドの認知度を効果的に向上させることができます。
海外展開を目指す企業にとって、Facebookのグローバルページは欠かせない戦略的ツールです。適切な運用と継続的な最適化により、グローバルな成長の機会を最大限に活かすことができます。世界規模でのブランドの確立と、新たな市場での成功を目指す企業は、ぜひFacebookのグローバルページを活用することをお勧めします。

この記事を監修した人
Daisuke K
マーケター、CMO
2021年にCMOとしてIGNITEのへの参加を果たした。以前からマーケティング業界での勤務経験を有し、IGNITEでは海外市場向けのマーケティング戦略を展開している。あらゆる国や地域からの、BtoB、BtoC案件を総監し、海外進出を検討する日本国内の企業から、日本への参入を希望する海外企業までのサポートを行っている。
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