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Vol.04

IGNITE 越境マーケティング研究所 - Crossover Vol.04

AIを活用した訪日外国人レビュー分析をはじめ、相互リンクの判断基準、自社ブログを起点とした情報発信、Googleマップ運用など、海外・インバウンドマーケティングの実践ノウハウを紹介します。

IGNITE 越境マーケティング研究所 - Crossover Vol.04
2026年6月24日配信

このメールマガジンは、海外マーケティングとAIの交差点から実践知をお届けする【越境マーケティング研究所】が、IGNITEの現場知見をもとにお届けするレポートです。


目次

1. 近況
2. Insider Voice
3. 今週の実践Tips
4. ピックアップ記事
5. Q&Aコーナー


▼ 1. 近況

最近、以前少し相談に乗った方から近況報告をいただきました。

自分の強みを見直し、新しい言語の学習とSNS発信を始めたところ、大きな反応が出ているとのことでした。

印象に残ったのは、「自分でディレクションすることの大切さ」です。
発信を外部に任せること自体は悪くありません。ただ、何を伝えたいのか、誰に届けたいのかを本人や事業側が持っていないと、外部の力を借りてもなかなか伸びません。

AIで文章も動画も作りやすくなった今だからこそ、最後に差がつくのはオーナーシップです。今日のテーマであるレビュー分析も同じで、AIで大量に読むことはできますが、そこから何を受け取り、どう改善するかは人間側の姿勢にかかっています。

外部よりも自分でPDCAを回した方が良いコンテンツが作れると確信しています。

メール文章

https://drive.google.com/file/d/1AZawTfp3KzbWocWmrp_osmTwOuD0ptn2/view?usp=sharing


▼ 2. Insider Voice -- Yoshi, IGNITE代表

*メルマガ限定コンテンツ

今号のInsider VoiceもYoshiです。テーマは、最近よく届く「相互リンクの依頼」をどう考えるかです。

「最近、日本語サイトにも英語サイトにも『記事を書くので、こちらにもリンクしてください』という依頼が増えています。いわゆる相互リンクです。

結論からいうと、相互リンクは全部ダメではありません。ただし、受けるかどうかはかなり慎重に見てください。まず確認するのは、相手のサイトが自社の領域と本当に関係しているか。次に、そのリンクが読者にとって自然か。そして、そのページが検索エンジン向けだけに作られた薄い記事ではないかです。

たとえば、、、
海外マーケティング、SEO、越境EC、インバウンド集客のように、IGNITEの事業領域と重なるメディアであれば検討余地があります。一方で、テーマが遠いサイト、誰が運営しているか分かりにくいサイト、リンクだけを集めているようなサイトからの依頼は受けない方がいいです。

10年以上前のGoogleアップデートで、スパム的なリンク施策をしていたサイトは大きく順位を落としました。今もリンクは重要ですが、見られているのは量ではなく、質と文脈です。

海外では、G2、Clutch、Yelpのようなディレクトリ、業界メディアへの寄稿、Digital PRなど、リンク獲得にも段階があります。優先順位でいえば、相互リンクよりも、まず関連性の高いディレクトリに正しく掲載されること。

その次に寄稿、そしてDigital PRです。

リンクビルディングは、数を増やす作業ではなく、信頼される場所に自社の名前が自然に出る状態を作る作業です。短期的にリンク数を増やすより、読者にも検索エンジンにも意味が通る場所を選ぶことが大事です。」


▼ 3. 今週の実践Tips -- まず自社サイトのブログで発信を始める

海外向けに発信したいけれど、どこから始めればいいか迷う場合は、まず自社サイトのブログをおすすめします。

自社サイトは資産になるからです。

最初から完璧な英語で書く必要はありません。まず日本語で、自分たちの経験や顧客からよく聞かれる質問を書きます。海外向けにする場合は、その記事をAI翻訳やDeepLで英語化し、必要に応じてネイティブチェックを入れれば十分です。

まずは。

おすすめの始め方はシンプルです。まず、営業や問い合わせで何度も聞かれる質問を10個書き出します。その中から、1つを選んで「結論」「理由」「具体例」「次にやること」の順番で書く。

これだけで最初の記事になります。

音声入力でコンテンツを作るともっと気楽に良いものが作れます。大事なのは、まずご自身の内から出すこと。

そして、その記事をGoogleビジネスプロフィール、LinkedIn、note、メルマガなどに短く再利用します。毎回ゼロから作るのではなく、1本のブログを起点に複数の場所へ展開するのが続けるコツです。

気軽にコンテンツ発信を海外向けにやってみましょう!


▼ 4. インバウンド × AI -- 訪日外国人のレビューをAIで大量分析すると何がわかるか

訪日外国人観光客の数が回復基調にある中、インバウンドマーケティングの現場でも「AIを使ったレビュー分析」への関心が急速に高まっています。

これまでは、GoogleマップやTripadvisorのレビューを人が目で見て、「料理が評価されている」「スタッフ対応に不満がある」とざっくり把握することが多かったと思います。今は、数百件、数千件のレビューをAIに読ませて、言語別、利用シーン別に傾向を整理できます。

宿泊施設なら「朝食」「清潔さ」「駅からの距離」「スタッフの英語対応」。飲食店なら「英語メニュー」「ベジタリアン対応」「待ち時間」「現金しか使えない不便さ」。こうした訪日客の本音が見えてきます。

ここで参考になるのが、BrightLocalのLocal Consumer Review Survey 2026です。この調査は訪日客だけを対象にしたものではなく、米国成人1,002人を対象にしたローカルビジネスのレビュー調査です。

その前提はありますが、消費者の97%がローカルビジネスのレビューを読み、85%がポジティブなレビューを読んだ後にそのビジネスを利用しやすくなると回答しています。

さらに同調査では、ChatGPTなどの生成AIツールがローカルビジネスの推薦に使われ始めていることも示されています。つまりレビューは、Googleマップ上の評価だけでなく、AIが店舗や施設を推薦するときの評判データにもなり始めています。

ここで大事なのは、レビューを「評価を見る場所」ではなく、「顧客の言葉が集まるリサーチデータ」として扱うことです。何度も出てくる不満は、WebサイトやGoogleビジネスプロフィールで先回りして説明すべき内容です。何度も褒められているポイントは、広告文やLPで強調すべき強みです。

たとえば「朝食の選択肢が分かりにくい」という声が多ければ、FAQに食事対応を追加する。「駅からの道順が分かりにくい」という声が多ければ、写真付きのアクセス案内を作る。「英語メニューが助かった」という声が多ければ、Googleビジネスプロフィールにも英語メニューの写真を載せる。

AI時代のインバウンドSEOは、旅行者が聞きそうな質問に、施設側があらかじめ答えておくことです。「ハラール対応の朝食はありますか」「朝早く開いている市場は近くにありますか」。こうした問いにWebサイト、Googleビジネスプロフィール、ブログで答えておくほど、検索にもAIにも拾われやすくなります。

レビュー分析は、難しいデータ分析というより、訪日客の本音を読む作業です。AIを使えば、その本音を早く、広く、偏りなく拾えるようになります。

あと、Apify(https://apify.com/)を使えば、簡単にレビューは取得できます。

関連記事 →
https://igni7e.jp/blog/inbound-tourism-successful-case-studies/
https://igni7e.jp/blog/inbound-tourism-strategy/

出典: BrightLocal "Local Consumer Review Survey 2026"
https://www.brightlocal.com/research/local-consumer-review-survey/


▼ 5. Q&Aコーナー

越境マーケティング研究所への質問を募集しています。

海外マーケティング、AI活用、多言語SEO、広告運用など、越境ビジネスに関するご質問をお寄せください。

宛先: [email protected](件名に「Q&A」とご記入ください)
(400文字以内 / お一人様月1問まで)

全てのご質問に必ずお答えできるわけではございませんが、いただいた質問は本メルマガ内で順次回答いたします。

Q.1
情報発信はどこのプラットフォームで始めるのがいいでしょうか?

A.
まずは自社サイトのブログをおすすめします。B2Bであれば特に、独自ドメイン上に記事を蓄積していくことが長期的な資産になります。

媒体には向き不向きがあります。国内B2Cならnote、海外B2CならInstagramやX、専門的な英語発信ならMedium、B2BならLinkedInも有効です。

ただ、最初から全部やろうとすると続きません。まずは月2本でもいいので自社ブログを継続し、そこからSNSやメルマガに再利用するのが現実的です。

海外向けではURL設計、hreflang、翻訳品質も重要です。ただ、最初の一歩は難しく考えすぎず、自分たちの経験と言葉を外に出すことです。

Q.2
Googleマップで投稿するなら、どのような内容が良いと思いますか?

A.
最初は、媒体ごとに作り分けすぎなくて大丈夫です。細かく分けると運用が止まりやすくなります。

まずは、Instagramに投稿している写真やお知らせをGoogleビジネスプロフィールにも再利用してください。新メニュー、季節限定商品、英語メニューの有無、決済方法、アクセス案内など、来店前の不安を減らす内容が向いています。

週1回、1時間だけ時間を取るところからで十分です。完璧な投稿より、情報が古くならない状態を保つことが大切です。


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